患者さんへ
潰瘍性大腸炎やクローン病の治療を行うにあたり、一番大切なことは患者さんに自身の病気の状態について正しく理解して頂くことです。自分勝手に判断すると適切な治療をしていても効果が得られない場合が少なくありません。疑問に思ったことがあれば、遠慮せず主治医にどんどん意見をぶつけてみてください。
特に治療がうまくいかなかった患者さんは、どうしても「この治療はやっても以前は効かなかったからやりたくない」「副作用が怖くて絶対使用したくない」と自分で決めつけてしまう場合があります。しかしよく考えてください。医師が「以前効かなかった治療をあえて勧めている」「副作用がある薬剤でもあえて勧めている」にはかならず理由や治療した場合の効果(利益)があるはずです。