第8回プレスセミナー「いびき・無呼吸に対する医科歯科連携診療」が無事終了
2025年6月17日、東京科学大学病院では第8回プレスセミナー「いびき・無呼吸における医科歯科連携診療」をオンラインにて開催いたしました。当日は多くの報道関係者の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。
本セミナーでは、快眠センターの取り組みとして、いびきや睡眠時無呼吸症候群に対する最新の診療法を、医科と歯科それぞれの専門家の視点からご紹介しました。
登壇者コメント(抜粋)
-
東京科学大学病院 藤井 靖久 病院長・医師
医科と歯科が連携した「いびき・無呼吸」の治療は、医科歯科大学時代から当院の重要な診療分野の一つです。私自身も快眠歯科外来でマウスピースを作成していただき、それ以降、いびきはほとんど解消されました。皆様の受診を心よりお待ちしています。
-
東京科学大学病院 宮﨑 泰成 教授・医師
(快眠センター センター長/呼吸器内科)我々はいびきや無呼吸に関する診療を行っており、立石先生、石山先生からそれぞれの専門的な視点で説明をさせていただきました。世界最先端の歯科診療と呼吸器内科が密接に連携して睡眠時無呼吸の診療を行っているのが、我々の特色と考えています。メディアを通じて、快眠センターの取り組みを取り上げていただき、より多くの方々に情報を届けていただければと思います。いびきや無呼吸の方の受診を心よりお待ちしております。
-
東京科学大学病院 石山 裕之 歯科医師
(快眠歯科外来 外来長)「睡眠時無呼吸における歯科的アプローチ」と題して、口腔内装置(マウスピース)療法についてお話しさせて頂きました。本治療は、軽症・中等症の無呼吸患者さんだけでなく、CPAPの継続使用が難しい方にも有効な治療法です。医科と歯科が連携することで、より多くの患者さんに適切な治療が届けられると考えています。今後も診療と研究の両面から、連携診療の普及と睡眠医療の発展に貢献してまいります。
-
東京科学大学病院 立石知也 医師
(快眠センター副センター長)睡眠中の呼吸生理はいまだ解き明かされていないことが多く、皆様の健康向上に寄与できることが数多く残っている分野です。これからも東京医科歯科大学病院の時代から大事にしていた医科と歯科との連携を推進し、科学的な見地から睡眠診療を考えていきたいと思います。日本人はやせている方も睡眠時無呼吸症になることがありますので、いびきや眠気で悩まれている方は、一度ご受診をご検討ください。