脱水について知ろう!
脱水について知ろう(臨床栄養部より)
マスク生活が続く中、つい億劫になってこまめに水分補給をしないと気づかないうちに脱水になっているかも…。夏に向かってじわりじわりと気温や湿度が上がっています。臨床栄養部が脱水に関する豆知識をまとめましたので、ぜひお読みいただき、脱水予防を心がけてください
- 脱水とは?
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脱水とは生命の維持に必要な水分が不足している状態をいいます。脱水を防ぐには、「摂る水」と「出ていく水」のバランスが崩れないように心がけることが大切です。脱水になると下記のような症状が現れます。
軽症: 口の渇き、尿量減少、頭痛、脱力・倦怠感、立ちくらみ、食欲不振
中等症: 強い口の渇き、口腔・舌の乾燥、乏尿、頻脈、悪心嘔吐、めまい
重度: 意識障害、錯乱、昏睡、興奮、幻覚 - 脱水をチェックする方法は?
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自分が脱水になりかけているか、自分の尿の色や量を目安にする簡単な方法があります。尿の色が濃いほど、また普段より尿の量や回数が少ないほど、脱水の疑いがあります。
尿の色が4 以上の時は脱水です。速やかに水分を摂りましょう!
- 脱水を予防する方法は?
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成人は1日約2000mlの水分摂取を目標にします。3 食の食事をしっかり食べることができれば、食事から約1000ml の水分が摂取できます。さらに食事中、食事の間で水分をこまめにとり、食事以外からの水分摂取を1日約1000mlの目安で摂りましょう。喉の渇きを感じる前に水分を摂ることも大切です。(基礎疾患がある方は主治医に相談してください。)