C棟(機能強化棟)NOW!

祝!C棟スタート 感染制御部

C棟のスタートを祝して、感染制御部に話を聞きました。

C棟ではどんな役割(業務内容)を担うことになりますか?

具 芳明先生 感染制御部として、C棟における院内感染対策を担当し、感染症の予防活動を行います。また感染症内科として、主治医の依頼に応じてC棟入院患者に発生した感染症の診断と治療を行います。

ご担当されるC棟エリアの設計や空間づくりなど、完成までの準備でこだわった点、留意したポイントなどを教えてください。

具 芳明先生 フロアの角に配置した病室は陰圧を保つことができる構造としており、空気感染する感染症を発症した患者さんにも安全に医療を提供できます。またすべて個室とすることで患者さんに快適な空間を提供するとともに、院内での感染症の広がりを防ぎやすい構造となっています。

C棟でどんな医療を展開したいとお考えでしょうか?

具 芳明先生 救急・集中治療を受ける患者さん、医療を提供する医療従事者の双方にとって感染症の不安が少ない安全な場にしていきたいと考えています。また感染症を合併した重症患者さんや、重症感染症で入院した患者さんに、適切な感染症診療を提供し、全体の治療成績向上につなげたいと考えています。

最後にメッセージをお願いします。

具 芳明先生 救急医療、集中医療の場では、コロナのみならず様々な感染症が発生し、ときには患者さんの予後に影響することがあります。感染症対策は今後も継続的に取り組む大きな課題です。私たちは感染対策に着実に取り組むことによって安全な医療を提供していきたいと考えています。