C棟(機能強化棟)NOW!

祝!C棟スタート 救命救急センター

C棟のスタートを祝して、おもに地下1階救命救急センターと3階ER-ICU-HCUを中心に活躍するERセンターに話を聞きました。

C棟ではどんな役割(業務内容)を担うことになりますか?

森下 幸治先生 救命救急センターの救急室・集中治療室での業務・運営などです。

ご担当されるC棟エリアの設計や空間づくりなど、完成までの準備段階でこだわった点、留意したポイントなどを教えてください。

森下 幸治先生 ハイブリッドERのシステムは、1. 救急初期初療、2. 緊急CT、3. 緊急血管造影、4. 緊急手術の4つの機能を1つの部屋で包括できるシステムとなります。C棟のハイブリッドERの特色は、2ルームシステムとなっています。このメリットは、CTの大きな輪(ガントリ)がハイブリッドERルームと隣の部屋で行き来をすることが可能で救急室の効率の良い使用ができます。集中治療室は、全室が個室でシーリングペンダント天井からのアームを通じ、電源など供給することで、ベッドまわりの治療空間を広く自由に確保することができる様になっています。その他、感染症の専用の部屋の整備、医療安全の観点からも、ナースステーションと部屋の配置など様々な工夫が行われました。

ほぼ完成したC棟に対する感想やセールスポイントを教えてください。

森下 幸治先生 C棟の新しい救急外来の一番のセールスポイントは、最新のハイブリッドERとなります。1つの部屋で診断と治療(IVRや手術)が包括できるため、患者さんの診断や治療のための移動にかかる時間を短縮でき、高度で迅速な救急医療を提供できます。

C棟でどんな医療を展開したいとお考えでしょうか?

森下 幸治先生 ハイブリッドERでは、特に重症外傷、 ECMOを用いた心肺蘇生、出血性疾患(消化管出血など、虚血性疾患(心筋梗塞、塞栓性脳梗塞)に対して今まで以上に速やかな対応が可能となりますので、その様な患者さんに対してチーム医療にて、さらに予後を良くする様な救急医療を展開したいと思っています。

ほぼ完成したC棟に対する感想やセールスポイントを教えてください。

森下 幸治先生 今後、C棟のハイブリッドERでは、最新の装置で、チーム医療で包括的な治療ができるようになりますので、引き続き緊急性の高い患者さんをご紹介いただけたら幸いです。