学部教育
法医学を専門としない医師にとっても、死亡診断書作成、医事紛争の防止、死体検案などは将来必ず遭遇する身近な法医学的事項となります。当分野では、医師として必要な法医学的常識と心構えを身に着けてもらうことを目標として講義と実習を行っています。
系統的講義:主として死体に関するもの
死体現象、損傷の見方・所見の取り方、窒息、中毒、内因性急死につき、死体検案に必要な知識を中心に講義を行います。
応用的講義:主として生体に関するもの
法医学的事項を交え、実務問題の解決に必要な知識を中心に講義します。
実習
法医学特有の事項を体験することを主な目標として、薬物検査、アルコール検査、骨損傷の見方、法医解剖の見学などを行います。