研究活動

大学院教育研究支援実験施設

ゲノム解析室

本解析室は、所内の研究者が共通して研究機器を使用できること、日々進歩していく解析機器の設置と技術の教育および供与に研究所として対応していくこと、を目的として設置された。現在、DNAシーケンサー、フロサイトメーター、発光プレートリーダーなどを常備している。特に、DNAの塩基配列決定については、研究所内・学内からの依頼により解析し、実績を上げている。設置機器については、今後、さらに拡充していく予定であるが、現在、各研究室が保有している機器をヴァーチャルラボとして本解析室に登録し、研究者が相互に利用できる便宜をはかっている。本解析室担当者は、機器の管理運営、DNA配列などの受注解析とともに、新しい技術の導入と研究者への教育、訓練も行っている。

細胞プロテオーム解析室

遺伝子組換えマウス実験室

外来遺伝子を導入したマウスや内在性遺伝子を破壊したマウスは、遺伝子の生体内での機能を解析する上で、いまや、必須の手段である。 さらに、これらの遺伝子組換えマウスは、種々の疾患のモデルにもなり、疾患の発症機構や治療法の開発に不可欠である。

本実験室では遺伝子組換えマウスの樹立や飼育、特定病原体の排除、受精卵の凍結保存が可能であり、所内の共同利用実験室の1つとして各分野の研究をサポートしている。なお、組換えDNA実験指針および本学の実験動物の手引きに基づいて作成された、遺伝子組換えマウス実験室使用に関する申し合わせとその細則に従って運営されている。

形態機能解析室

本解析室は、所内の研究者がいつでも使用できる共同利用施設として設置された。

設置されている機器は、様々な難治疾患における各種臓器の形態学的変化だけでなく、機能分子の変化をDNA、RNA、蛋白質レベルで解析することのできる共焦点レーザー顕微鏡、蛍光イメージングワークステーション、凍結ミクロトーム、ロータリーミクロトーム、自動核酸抽出装置及びリアルタイムPCR定量装置を常備している。

疾患に伴う遺伝子の質的・量的変化を細胞・組織レベルで経時的に解析する事は、難治疾患の病態解明・診断・治療にとって不可欠な手段であり、本解析室では遺伝子構造解析が終了したポストゲノム時代に欠かすことのできない強力なツールを提供し、研究の便宜をはかっている。

バイオリソース支援室

構造解析室

幹細胞支援室