進む!医歯理工連携

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「貼るだけ」が医療を変える! ナノ絆創膏の可能性~ランチタイムセミナーを開催

2026年8月20日(木)

 2026年8月20日(木)、湯島キャンパスA棟地下1階 HealthTech Design Labにおいて、医療イノベーション機構・医療デザイン室主催のランチタイムセミナー「『貼るだけ』が医療を変える! ナノ絆創膏の可能性」を開催しました。

 講師には、東京科学大学 生命理工学院生命理工学系 教授の藤枝俊宣先生をお迎えしました。セミナーでは、「ナノ絆創膏の医療材料としての応用や生体センサーとしての役割」についてご講演いただきました。野球の投球データ測定を事例に、ナノシートは薄くなるほど付着性が向上し、身体動作を妨げることなく正確なデータを取得できることなど、多様な活用事例が紹介されました。

  また、セミナーでは来場者が実際にナノシートに触れ、その特性を体感しました。さらに、患者のネームバンドとしての活用可能性や、粘膜への適用可否などについて活発な議論が行われ、製品のさまざまな活用場面について意見交換がなされました。

 参加者からは、

  1. 従来の筋電図では捉えにくかった活動を計測できる点に感銘を受けました。スポーツ医科学をはじめ、さまざまな分野での応用が期待されます。
  2. 口内炎用パッチなど身近な医療製品への応用や、植物・未来医療を含む幅広い研究展開に魅力を感じました。今後の開発が楽しみです。
といった感想が寄せられました。

 本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられます。

姿勢・動作の快適さを生体力学から考えるランチタイムセミナーを開催

2026年5月7日(木)

 2026年5月7日(木)、湯島キャンパスA棟地下1階HealthTech Design Labにおいて、医療イノベーション機構・医療デザイン室主催のランチタイムセミナー「生体力学的に解き明かす 姿勢・動作の快適さ」を開催しました。

 講師には、東京科学大学工学院システム制御系助教の倉元昭季先生をお迎えしました。セミナーでは、「枕やベッドマットが自動で動く?」という身近で興味深いテーマを入口に、姿勢や動作の快適さを生体力学の視点から捉え、医療・福祉や生活環境の改善につなげる研究について紹介しました。

 参加者は、昼食をとりながらリラックスした雰囲気の中で、病院の現場ではなかなか触れる機会の少ない工学分野の最新研究に触れました。会場ではコーヒーも提供され、専門分野を越えた交流の場にもなりました。参加者からは、「快適な姿勢について詳しく学ぶことができました。看護の実践の場ですぐにでも生かせるなと感じました」「とても興味深く拝聴しました。介護人口が増えていくにつれさらに重要度が上がりそうなテーマで、今後の展開が楽しみです」「ぜひ褥瘡予防に開発してもらいたい」などの声が寄せられ、看護や介護、褥瘡予防など、医療現場への応用に高い関心が寄せられました。

 本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられます。

音と映像で医療データを届ける―ランチタイムセミナーを開催

2026年1月29日(木)

 2026年1月29日(木)、医療イノベーション機構・医療デザイン室主催のランチタイムセミナー「音と映像で医療データを届ける」を開催しました。

 講師には、東京科学大学大学院医歯学総合研究科生体集中管理学分野助教の内御堂亮先生をお迎えしました。内御堂先生は、集中治療医として臨床に携わる一方、患者さんやそのご家族にどのように寄り添うことができるかという視点から、医療データの新たな活用方法を研究しています。

 セミナーでは、通常は数値や波形として示される患者さんのバイタルサインを、音と映像に変換して表現する取り組みが紹介されました。参加者からは、「人の生体リズムが可視化され、芸術性や神秘性を感じました」「日々の業務では無機質に見えるデータから、命のリアルさや尊さを感じることができました」「異分野の学びに触れることで、自分の中の引き出しが増えました」などの感想が寄せられ、医療データの新たな伝え方や患者・家族ケアへの応用可能性に関心が寄せられました。

 本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられます。

化学と光で細胞をリアルタイム判別

2025年11月13日(木)

 11月13日に本学 総合研究院 化学生命科学研究所の神谷真子教授がランチタイムセミナーに登壇されました。
「化学と光で細胞をリアルタイム判別~新しい細胞蛍光法の開発~診断や手術に新たな可能性を拓く」をテーマに、実際にがん細胞が光るデモと一緒にお話しいただきました!
がん手術時に高精度で治療部位の判断ができるとあって、外科系ドクターのみなさんと積極的にディスカッションが行われました!

参加者からの感想として:

  1. がん治療に直結しそうですばらしいと思いました。
  2. 実際に光るところが見れて楽しかったです。
  3. とても楽しく聞かせていただきました。ありがとうございました
などが寄せました。

 本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられます。

スマートセンシングと居住環境

2025年10月7日(火)

 2025年10月7日、 東京科学大学環境・社会理工学院建築学系 海塩渉先生を講師としてお迎えして、「スマートセンシングと居住環境」をテーマとしたランチタイムセミナーが開催されました。会場には、東京科学大学病院の医師・看護師など、多くの病院関係者が参加しました。

 参加者からの感想としては、「血圧管理のためには塩分制限だけでなく室内温度も指導するとより良いのかもしれないですね」、「一般病床の環境への介入とかもできれば冬の急変リスク等も減らせるのかと思いました」、「住居のちがいで血圧変動や気温変化が生じるなど考えたことがなかったので大変勉強になりました」などの声が寄せられ、患者の病状や医療行為が住宅環境により影響されることに対し、気付きを提供した。

 本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられています。

噛む力でフレイル予防

2025年7月22日(火)

 2025年7月22日(火)、湯島キャンパスA棟地下1階HealthTech Design Labにおいて、医療イノベーション機構・医療デザイン室主催のランチタイムセミナー「噛む力でフレイル予防」を開催しました。

  講師は、東京科学大学工学院機械系准教授の土方亘先生をお迎えしました。セミナーでは、「咬合力をリアルタイム測定可能なスマートマウスガードの開発」をテーマに、咬合力をリアルタイムで測定するウェアラブル型マウスピースや、開発中の測定機器が紹介されました。参加者は実際に機器に触れ、こうした技術によって口腔機能や健康状態の変化を早期に捉える可能性について学びました。

  参加した歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士からは、医療現場の視点に立った質問や意見が寄せられました。その一部をご紹介すると、 「義歯型バイオセンサの研究をしており、大変参考になりました。土方先生と共同研究させていただきたいと思いました。このような機会があると、新たな研究テーマや共同研究が広がると思います。」
「土方先生が研究されている咬合力(噛む力)を測定できるマウスピースを実際に触らせていただきました。半永久的に可動できる構造となっているそうで、大学統合によるさらなる連携の可能性が感じられました!」
などの感想も寄せられ、機械工学が医療・健康分野の課題解決に果たす役割への理解が深まるとともに、共同研究への期待が高まりました。

  本セミナーは、医療と工学の接点を身近に感じる機会となり、HealthTech Design Labが目指す分野横断的な学びと対話の場として、今後の展開にも期待が寄せられます。

転倒予防支援システムの研究開発

2025年5月27日(火)

2025年5月27日、東京科学大学 環境・社会理工学院 融合理工学系の西條美紀教授を講師としてお迎えし、「転倒予防支援システムの研究開発」をテーマとした講演会が開催されました。会場には、東京科学大学病院の医師・看護師・リハビリスタッフなど、多くの病院関係者が参加し、関心の高さがうかがえました。

転倒予防の重要性と最新技術への期待

病院内では、患者様の転倒を未然に防ぐため、スタッフが日々注意深く対応を行っています。今回の講演会では、転倒予防に関する最新の研究と技術に触れる貴重な機会となりました。

西條教授による転倒予防支援技術の紹介

西條教授は、これまでに介護施設の事故記録に基づき、「どのような施設利用者がいつ、どこで、何をしようとして転倒に至ったのか」の解析を行い、転倒しやすい施設利用者を体温等のバイタルと介護者の暗黙知から特定し、センサー等により、選択的に転倒の前駆行動を検知して、本人と周囲にフィードバックして、転倒を未然に防ぐ研究を重ねてきました。その取り組みは、現場の課題に直接関与しながら解決策を導き出す「アクションリサーチ(Action Research)」という手法に基づいています。

転倒予防システムの実体験

講演の中では、現在開発中の「選択的モニタリングによる介護者支援を通じたデータ駆動型転倒予防」システムについての説明があり、参加者は実際にそのシステムを体験することもできました。実践的なアプローチと現場への応用可能性に、多くの参加者が関心を寄せていました。

医療イノベーションの推進に向けて

このセミナーは、東京科学大学医療イノベーション機構 医療デザイン室の主催により企画されたもので、大学・病院スタッフを対象とした取り組みとしては今回が第2回目の開催となります。(第1回目の記事はこちら) 

今後もこうした知見を活かし、より安全で安心な医療現場の実現を目指してまいります。

  • 西條美紀教授の講演

プロフィール
西條美紀 / Miki Saijo

Ph.D. in Applied Linguistics
東京科学大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 教授
エンジニアリングデザインコース / イノベーション科学系 技術経営専門職学位課程
https://www.saijo.esd.titech.ac.jp/

歩行支援ロボットの可能性を体感!病院スタッフが体験

2025年2月20日(木)

2025年2月20日(木)、 医療イノベーション機構 医療デザイン室 が企画し、ヘルステックデザインラボにて「歩行支援ロボット」をテーマとしたランチタイムセミナーが開催され、多くの病院スタッフが参加しました。

本セミナーは、東京科学大学情報工学院 三宅研究室の緒方大樹 特任准教授を講師としてお迎えし、医療イノベーション機構が推進する「HEALTHTECH DESIGN PROGRAM」の一環として実施されました。

医学と理工学の連携によって、医療の質を高めて、社会や患者さんに還元していこうという取り組みです。

今回のセミナーでは、脳卒中やパーキンソン病の患者さんを対象とした歩行支援ロボットの開発に関する最新の知見が紹介されました。特に、歩行同調減少(Gait Synchrony Decline)に着目した技術や、今後の外科治療後のリハビリ支援への応用について、具体的な説明が行われました。

ランチタイムを利用したセミナーだったため、セミナーには、多くの病院スタッフがお弁当を持って集まりました。最新の医療技術に触れられる貴重な機会となり、「非常に有意義だった」「現場での活用を考えたい」といった前向きな感想が多く寄せられました。

今後も、東京科学大学びょうんでは、医療現場と技術開発の橋渡しとなるようなセミナーを継続的に開催し、最新の医療技術の発展に貢献していきます。