令和8年熊本地震の被災地へ
医療や建築、専門知を活かす東京科学大学の支援活動
令和8年熊本地震の被災地支援活動
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2026.08.26
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2026.08.18
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2026.08.18
東京科学大学病院の医師・看護師・救命士が東京JMATとして熊本県庁で活動
2026.08.26
医師・看護師・救急救命士が連携し、被災地の医療支援を支える
東京科学大学病院は、令和8年熊本地震の被災地を支援するため、東京都医師会からの要請を受け、東京JMAT(日本医師会災害医療チーム)として、安達朋宏医師、宮前繁看護師、原田碧音看護師、北原嶺救急救命士の4名を熊本県へ派遣しました。
4名は8月23日早朝、羽田空港を出発。同日午前11時頃に熊本県庁に到着し、26日までの4日間、熊本県JMAT調整本部において本部統括業務にあたりました。
今回の主な任務は、被災現場での直接的な診療ではなく、各地域で活動する医療チームが円滑に支援を行えるようにするための調整・後方支援です。現地から寄せられる情報の整理・共有や、支援ニーズの把握、関係機関との連絡調整など、被災地の医療活動を支えるロジスティクスを担いました。
災害医療では、現場で行われる診療だけでなく、人、物資、情報をつなぎ、限られた医療資源を必要な場所へ届ける本部機能も重要です。医師、看護師、救急救命士がそれぞれの専門性を生かしながら連携し、被災地の医療支援を支えました。
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被災した中学時代の経験から、被災地を支える看護師へ
派遣メンバーの一人、原田碧音看護師が災害医療を志した原点は、15年前の東日本大震災にあります。当時、中学生だった原田看護師は、福島県郡山市で震災を経験しました。被災する側となったことをきっかけに、「いつか災害時に人を支えられる存在になりたい」と看護師を目指し、災害医療について学び、経験を重ね、今回が、JMATの一員として初めての被災地派遣となりました。
「東日本大震災では支えてもらう側でした。今度は、自分が支える側として、少しでも恩返しがしたいです」と語る原田看護師。中学生の時に胸に刻まれた思いが、15年の時を経て、熊本の医療支援へとつながりました。
東京科学大学病院は今後も、被災された方々に必要な医療と支援が届くよう、関係機関と連携しながら災害医療活動に取り組んでまいります。
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8月23日、熊本へ向けて羽田空港を出発する東京JMATの4名。
左から宮前繁看護師、北原嶺救急救命士、原田碧音看護師、安達朋宏医師
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現地派遣に向けて装備を確認する安達朋宏医師

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携行する医療資機材を確認する北原嶺救急救命士

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災害医療への思いを胸に、派遣準備を進める原田碧音看護師

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熊本県JMAT調整本部で、活動に必要な情報を整理する派遣メンバー

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被災地の医療支援を支えるため、熊本県庁で本部統括業務にあたる東京JMATのメンバー

令和8年熊本地震の被災地へ医療スタッフを派遣
東京科学大学病院が救援活動へ
2026.08.18
東京科学大学病院は、令和8年熊本地震の被災地支援のため、医師、看護師、救命士等の医療スタッフを熊本県へ派遣します。
東京都医師会による東京JMAT(日本医師会災害医療チーム)の派遣要請を受け、本院は第6タームとなる8月23日から26日まで、安達医師、北原救命士、宮前看護師、原田看護師の4名を派遣します。現地では熊本県庁において、被災地で活動する医療チームの調整などを担う統括業務にあたる予定です。
また、本院災害危機管理部・部長の植木穣医師も、8月20日から28日まで熊本県宇土市に入り、被災地での救援活動に従事します。
本院では、被災された方々に必要な医療と支援を届けるため、関係機関と連携しながら活動してまいります。
大学が持つさまざまな専門知を災害現場に活かせ!
また東京科学大学では、被災地への病院スタッフの派遣に加え、発災直後から研究者による専門性を生かした支援活動も始まっています。
東京科学大学総合研究院多元レジリエンス研究センターの吉敷(きしき)祥一教授らは、「建築構造」の専門家として地震発生から3日後となる7月31日より現地に入り調査を開始し、その後も、8月中に複数回現地へ赴き、継続的な調査活動を実施しています。被災した建築物の被害状況と地震動との関係を分析するとともに、市庁舎や病院などの免震構造が実際にどのように機能したのかを調査しています。免震層にも入り、装置の状態を確認するなど、建物の継続使用や早期復旧につながる活動を続けています。
医療による支援とともに、大学が持つさまざまな専門知を現場へ。東京科学大学は、それぞれの専門性を活かしながら、被災地の一日も早い復旧・復興を支えてまいります。
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8月20日から熊本県宇土市で救援活動にあたる植木穣 災害危機管理部長。現地派遣に向けて無線機などの念入りなチェックを行う

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8月23日から熊本県庁で救援活動にあたる宮前繁看護師。現地派遣に向けて資機材の準備を進める

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建築構造が専門の吉敷祥一教授らは、被災した建築物の状況を把握し、地震動との関係からの被害分析を実施

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建物の免震層にまで入って免震装置の状態を確認するなど、建物の継続使用や早期復旧につなげる
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植木穣災害危機管理部長が熊本県宇城地域でJMAT活動
2026.08.18
東京科学大学病院の植木穣 病院長補佐・災害危機管理部長は、令和8年熊本地震の被災地支援のため、8月20日から熊本県宇城地域に派遣され、JMAT(日本医師会災害医療チーム)の活動に従事しています。
植木部長が活動するのは、宇城地域のJMAT調整本部です。災害医療の経験を生かし、現地で統括にあたる本部チームを支援しています。
現地では連日35℃前後の厳しい暑さが続き、夕方には激しい雨に見舞われることもあります。道路などの補修は進んでいる一方、断水が続く地域もあり、現在も多くの避難所で被災された方々が生活しています。避難者が100人を超える避難所もあります。
学校再開を見据え、避難所の統合を支援
被災地では現在、避難所の統合が進められています。学校の再開に向け、小中学校の体育館などに設けられた避難所を優先的に統合・閉鎖し、避難者を別の施設へ移す取り組みです。
植木部長は、避難所の統合や移動に伴う支援計画の立案をサポートするとともに、避難者の移動前後の体調管理や、避難所を巡回する医療チームへの支援などを行っています。環境の変化によって被災された方々の健康状態が悪化しないよう、現地の関係者と連携しながら活動を続けています。
全国からの支援を、地域の医療へ引き継ぐ
被災地での医療支援は、全国から派遣されたチームが中心となる段階から、地元の医療機関や関係組織が主体となって支援を継続する段階へと移りつつあります。
植木部長は、自らの役割について「経験者が地元のチームを支える仕事です」と説明します。
「全国的な支援を、地元の医療組織へハンドオーバーしていく作業が続いています」
災害医療では、支援を開始することだけでなく、地域の医療体制へ円滑に引き継ぎ、継続可能な支援につなげることも重要です。植木部長は8月28日まで現地で活動し、被災地の復旧と地域医療の再建を支えます。
東京科学大学病院は、現地の状況と支援ニーズを見極めながら、関係機関と連携し、引き続き被災地への支援に取り組んでまいります。






