48歳で脳出血を発症―中山東城特任准教授が医師・患者として綴る、高次脳機能障害の実情
東京科学大学の中山東城特任准教授による手記「脳に嵐が吹き荒れて―医師として、患者として。脳出血後の一年をAIと共に綴る」が、医療従事者向け情報サイト「m3.com」で、2026年9月12日(土)から連載されます。
中山特任准教授は、小児科、小児神経科での診療・研究を経て、米国ハーバード医科大学ボストン小児病院の遺伝ゲノム部門で8年間にわたり研究に従事しました。2022年に本学へ着任し、脳神経病態学分野および核酸・ペプチド創薬治療研究センターで研究を進めてきました。
2025年5月、48歳のときに脳出血を発症。命は救われたものの、記憶や言語、視野などに関わる重い高次脳機能障害と右半身の不自由さが残り、それまで脳の病気を「診る側」だった医師が、突然、「診られる側」となりました。
これに先立ってm3.comに掲載されたインタビューでは、発症時の状況や現在の生活、研究との関わり、高次脳機能障害を抱える当事者として手記を執筆した思いを率直に語っています。
文字を書くことや長い文章を組み立てることが難しいなか、中山特任准教授は、音声入力と生成AIを活用し、AIから投げかけられる質問に一つひとつ答えながら、自らの思考や経験を文章にしました。
手記には、病を診てきた医師だからこそ理解できたことと、実際に病を経験しなければ分からなかった苦しさの両方が記されています。高次脳機能障害のある方やそのご家族、周囲の方々に、障害の実情を知っていただく一助となることを願い、「声を上げることが難しい当事者の代弁者になりたい」との思いからまとめられたものです。
連載は9月12日(土)から11月28日(土)まで、原則として毎週土曜日に掲載されます。医療者と患者・当事者、双方の立場を経験した中山特任准教授の言葉を、ぜひお読みください。
関連リンク
- 中山東城特任准教授インタビュー
『脳に嵐が吹き荒れて』、48歳で脳出血、高次脳機能障害に生成AIを駆使し手記執筆、『患者の代弁者』としての新たな道
【インタビュー記事URL】
連載「脳に嵐が吹き荒れて―医師として、患者として。脳出血後の一年をAIと共に綴る」
第1回「脳に嵐が吹き荒れて―はじめに」
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中山先生へ寄せられたメッセージ
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田中 雄二郎 学長
東京科学大学中山先生と初めてお目にかかったのは、当時米国に在住されていた先生が、我が国の希少神経難病の患者さんの治療に携わりたいと考えておられることを人づてに伺い、オンラインでお話しした時でした。その後、東京医科歯科大学に着任され、いよいよこれからという時に脳出血を発症されたことは、本当にお気の毒でなりません。
お見舞いに伺うと、中山先生はいつも前向きに、地道に言語訓練に励んでおられました。できなくなったことを人工知能で補う試みは、パラリンピックの選手が多くの人を勇気づけるのと同じように、同じ悩みを抱える方々の励みになると思います。
これは、中山先生の脳神経内科医としての新たな挑戦です。心から応援しています。皆様もぜひ、中山先生のチャレンジを応援してください。







