2つの手術支援ロボットが始動――Hugo RASとダビンチ5、初症例を相次いで実施
東京科学大学病院では、2026年7月1日に「Hugo RASシステム」、同月13日に最新機種「ダビンチ 5 サージカルシステム」による初症例を相次いで実施しました。
いずれも東京科学大学病院大腸・肛門外科の絹笠祐介教授が執刀し、多職種の医療スタッフが連携する万全の体制のもと、手術は無事に終了しました。
絹笠祐介教授は、「2つの手術支援ロボットを活用し、患者さんの状態や術式に応じた、より幅広い低侵襲治療を提供するとともに、次代を担う医療人の教育・育成や、手術のさらなる高度化につながる最先端の臨床研究にも役立てていきます」と今後の抱負を述べました。
手術支援ロボット「Hugo RASシステム」による初症例を実施
東京科学大学病院は、2026年7月1日、当院に新たに導入・設置した手術支援ロボット「Hugo™ RASシステム」を使用した初めての手術を実施し、無事に終了しました。
柔軟な配置が可能な手術支援ロボット
Hugo RASシステムは、執刀医が高精細な3D映像を確認しながら、手元のコントローラーを操作して手術を行う手術支援ロボットです。
複数のロボットアームがそれぞれ独立しており、手術の内容や患者さんの状態に応じて柔軟に配置できることが特徴です。また、執刀医が操作するオープン型のコンソールを採用しており、周囲の医療スタッフとコミュニケーションを取りながら手術を進めることができます。
多職種によるチーム医療で安全な手術を
初症例の実施に向けて、当院では関係する診療科・部門が連携し、機器の操作方法や手術室内での役割分担、緊急時の対応などについて繰り返し確認してきました。執刀医の東京科学大学病院大腸・肛門外科の絹笠祐介教授は、「今回の手術でも、執刀医による操作と、患者さんのそばで対応する医療スタッフが密接に連携し、安全を最優先に手術を行いました」と説明。
当院は今後も、Hugo RASシステムを適切に活用しながら、安全で質の高い低侵襲医療の提供に努めてまいります。
「ダビンチ 5」による初症例を実施
東京科学大学病院は、2026年7月13日、当院に新たに導入した手術支援ロボットの最新機種「ダビンチ 5 サージカルシステム」を使用した初めての手術を実施しました。
より精緻な手術操作を支援する最新システム
ダビンチ 5 サージカルシステムは、執刀医が高精細な3D映像を確認しながら、コンソールのコントローラーを操作して手術を行うロボット支援手術システムで、情報処理能力や3D映像の解像度、操作時の快適性などが向上。また、対応する器具を使用した際に、組織に加わる力を術者の手元に伝える「力覚フィードバック」機能が搭載され、繊細な手術操作を支援します。
執刀医の東京科学大学病院大腸・肛門外科の絹笠祐介教授は、「手術では、コンソールを操作する執刀医と、患者さんのそばでロボットアームや手術器具を管理する医療スタッフが緊密に連携するため、初症例の実施に向け、機器の操作方法、手術室内での役割分担、緊急時の対応などについて繰り返し確認し、安全な運用体制を整えてきました」と初症例に向けた準備の様子について説明。
国内で薬事承認されている手術支援ロボットの販売企業4社すべてのロボットを有しているのは、現在本院のみ、また6台設置している大学病院は、本院含め2院のみとなっております。
当院は今後も、患者さんの状態や手術の内容に応じて手術支援ロボットを適切に活用し、安全で質の高い低侵襲医療の提供に努めてまいります。