臨床栄養部が「サイエンスゼリー」を開発!
東京科学大学病院(Science Tokyo Hospital)の臨床栄養部は、東京科学大学の創立を記念して、「料理は科学!」をテーマに「サイエンスゼリー」を開発しました。
このゼリーは大橋尚美管理栄養士が、東京科学大学のシンボルカラーの青い色を紫キャベツから抽出したアントシアニン色素を用いて再現しました。さらに青色のゼリーにレモン果汁をかけてよく混ぜると、赤紫色に変化する仕掛けになっており、「料理は科学だ!」と思わず納得して心がワクワクする、サイエンスを身近に感じられるゼリーです。下に詳しい説明がありますので、ご覧ください。
なお、2024年10月1日には、入院中の患者さんの夕食に、この「サイエンスゼリー」をデザートとした行事食を配膳して、東京科学大学の門出を記念しました。ゼリーの他にも「魚介のパエリア風サフラン入り」や幾何学的な花蕾が特徴の「ロマネスコグリル」など患者給食業者の「和同会」と協力してメニューを発案しました。この日の病院食は、藤井靖久病院長にも試食(検食)していただきました。
翌日の10月2日には、東京科学大学創立記者セミナーの際に、報道関係者に向けて「サイエンスゼリー」の試食会を実施しました。試食の感想を伺うと、「サッパリしておいしい」、「色が変化して楽しい」などの高評価をいただきました。
臨床栄養部からのメッセージ
記者セミナーに参加して、たくさんの報道関係者の皆様に「サイエンスゼリー」を紹介し、試食していただくチャンスを設けていただき光栄です。「サイエンスゼリー」は、「料理は科学」を身近に感じられ、遊び心をくすぐり、食べても美味しいをテーマに開発しました。試食した先生方からは「色が変わる瞬間を体験できて面白かった。」、「病院食でこんなゼリーを食べられるなんてすごいね!」などのメッセージをいただきました。開発中に試行錯誤したのは、色の変化をどう実現させるか、そして患者さんに提供できる安全かつ大量調理に適した色素抽出する食材選びです。
これからも「料理は科学だ!」というコンセプトで心がワクワク元気になるレシピの開発を進めたいと思います。