お知らせ

東京医科歯科大学病院となり、2年目を迎えました

2021年10月1日に医学部附属病院と歯学部附属病院が一体化し、東京医科歯科大学病院になりました。
東京医科歯科大学病院を支えてくださっている皆様のおかげで、無事に2年目を迎えることができました。
日頃の皆様のご協力への感謝を込めて、内田信一病院長、新田浩首席副病院長のメッセージをご紹介します。

内田 信一 病院長

東京医科歯科大学病院は2021 年10 月1日に2 つの病院が一体化して間もなく1 年を迎えます。たくさんの患者さんや当院を支えてくださる皆様のおかげで、「世界最高水準のトータル・ヘルスケアを提供し、人々の幸福に貢献する」という理念のもと、順調に歩み続けています。
当院は2020 年からは新型コロナウイルス感染症対策にも積極的に貢献しています。2022 年7月から始まった第7波でも中等症・重症の患者さんを受け入れています。困難な局面に対しても「コロナから患者さんと仲間を守る」というスローガンの下で、職員全員が一致団結し、大きな力を発揮しています。
病院広報誌「オアシス」17 号では、新任の診療科長、部長、センター長などのメッセージや、医科と歯科の特徴を生かして生まれた新しい連携サービス、専門外来などをご紹介します。
2023 年度に完成予定の機能強化棟(C棟)はその名のとおり、免震構造、自家発電システム、医療情報の管理など、災害時に強く、病院を守る機能を強化しています。それだけでなく、地上7 階、地下2 階で、交通アクセスもさらに充実する予定で、地域の人々が集うスペースも提供する準備を進めています。現在も工事が進んでおり、ご利用される皆様に、引き続きご理解とご協力をいただけますようお願いします。

新田 浩 首席副病院長

2022 年4 月1日より、首席副病院長として「歯系診療部門」の統括という役目を担うことになりました。
昨年10 月1日に病院一体化がスタートして半年が経過し、医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士を含めた医療スタッフ、事務スタッフの診療、教育、研究面で医歯連携の意識がさらに高まっております。この機運を育みながら、世界最高水準のトータル・ヘルスケアを提供していくことを使命として精進してまいります。
私の専門は歯周病で、かなり以前から歯周病と糖尿病や骨粗鬆症など、医科の病気との関係について研究しています。歯周病を治し、義歯を入れ、口腔機能を回復することで、糖尿病などの全身疾患が改善する、全身的に不調だった患者さんの体調が回復するという経験を積み重ねる中で、本院が掲げる「医科歯科連携のトータル・ヘルスケア」の重要性を実感してまいりました。
歯系診療部門では患者さんの多様なニーズにお応えするため、「スポーツ歯科外来」、「歯科心身医療科」、「顎顔面補綴外来」、「言語治療外来」、「歯科アレルギー外来」、「摂食嚥下リハビリテーション科」、「息さわやか外来」、「歯科ペインクリニック」、「顎関節症外来」などを設置しております。さらに、それぞれの得意分野を持つ専門医集団がお一人ひとりの患者さんに対して包括的にアプローチし、それぞれの分野でのハイレベルな歯科治療を集約して提供する「先端歯科診療センター」もございますので、ぜひご活用ください。

病院広報誌『オアシス』17号に掲載中