お知らせ

小児病棟にホスピタルアートが設置

2022年2月16日、小児病棟にホスピタルアートが設置されました。これはアフラック生命保険株式会社とNPO法人アーツプロジェクトが協力して実施した「つながる希望のあしあとホスピタルアートプロジェクト」で、小児がんの治療に取り組む病院に対して、療養環境の向上を図るホスピタルアートを寄贈する企画の一つとして東京医科歯科大学病院に「ホスピタルアート」が寄贈されたものです。

企画のテーマは「フラワーサークル」で、花をモチーフに、関わる皆さんの“想いの循環”を壁画や立体で表現されています。治療やリハビリを頑張る子どもたち、その快復を祈り、日々忙しい医療スタッフ、闘病中の子どもたちを思うご家族をはじめとした多くの人たちなど、病棟に関わる皆さんの「あしあと」から咲いたやさしい花々が彩られています。

病棟の廊下は、子どもたちがリハビリテーション治療の場としても利用している空間で、アートで少しでも楽しく感じられる場所にしたいという依頼にこたえてくださいました。具体的には、壁に描かれた1~10までの数字を見つけたり、アヒルの「あしあと」を探したり、世界各国の言葉を見つけたりしながら遊び感覚でアートに楽しめるように工夫が凝らされています。 コロナ禍でプレイルームの使用が制限され、子どもたちがストレスを発散しにくい状況でもある中、廊下に明るく楽しいアートが描かれたことで小児病棟の空気も一新しました。

小児病棟スタッフの感謝の言葉

  • 小児科 清水 正樹 病棟医長

    素敵なホスピタルアートの設置が実現し、病気と闘うお子さんたち、ご家族の笑顔をみて、とてもうれしく思っております。この度は皆様の暖かいご支援をいただき、本当にありがとうございました。

  • 小児科 石井卓渉外医局長

    病院スタッフや患者さんの思いを汲み取りながらアーツプロジェクトの皆様に作成して頂いたアートが廊下全体に施され、想像していた以上に病棟が明るく温かい場所になったと感じています。素晴らしいプロジェクトを企画して頂いたアフラック関係者の皆様にも心より感謝いたします。

  • 小児科 篠原美代看護師長

    オレンジベースの壁にかわいくユーモラスな花たちが描かれ素敵な病棟になりました。アーツプロジェクトの森さんが、私たち医療スタッフの思いを聞いてくださり、どこにもないこの病棟だけのデザインにつながっています。壁の数字をかぞえながら、あひるの足跡を探すと、かわいい花からあたたかな力がもらえます。忙しいと思いますが、A8病棟に来た際はどうぞゆっくり見ていってください

  • 小児科 鶴田 恵理看護師(応募のアイデアを提案)

    当院の小児科をより明るい病棟にしたいと思い、企画への応募を提案しました。ホスピタルアートによって光が差したように明るい病棟に生まれ変わり、子ども達やご家族からも好評で嬉しく思います。生まれ変わった病棟でも、子どもたちやご家族の心に光を灯す存在となれるよう、これからもスタッフ一同頑張っていきます。

映像

2022年2月16日小児病棟ホスピタルアート設置記念Video

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