部分床義歯補綴学分野
歯学科(講義と実習)

部分床義歯分野が担当する主要な授業は,
・4年生:咬合回復T(咬合回復基礎および可撤性義歯)
・5年生:包括臨床予備実習
・6年生:包括臨床実習
です.


D4 咬合回復T

「咬合回復T」モジュールは「咬合回復基礎」と「可撤性義歯」のユニットから構成されます.
・咬合回復基礎

補綴系3分野による講義の他,顎機能と解剖学の講義を含めた「補綴学総論」と言える内容です.

平成23年度・「咬合回復基礎」授業シラバス

ユニット名

咬合回復基礎

ユニット責任者

上野 剛史

ユニット番号

01

開設時期

4年 後期

ユニットコマ数       (授業コマ数+試験コマ数)

12+1                  (必要自習時間  3時間)

授業形態

講義


学習目標(GIO):
咬合回復治療に関連する基礎的な知識を修得する.

到達目標(SBOs):
1) 咬合回復の臨床的意義を説明できる.
2) 咬合に関連する形態および機能の常態を説明できる.

3) 咬合に関連する形態および機能の異常を説明できる.
4) 咬合に関連する形態および機能の回復を説明できる.

5) 顎機能異常について説明できる.


題目

コマ

担当者

場所

方法

関連SBO

23

9

26

咬合回復の意義

咬合支持・ガイダンスの回復

1

五十嵐順正

第2講義室

講義

1

 

 

26

咬合に関連する形態および機能の常態

2

高野吉郎

第2講義室

講義

2

 

 

27

咬合に関連する形態および機能の常態

3

三浦宏之

第2講義室

講義

2

 

10

3

歯の欠損に起因する形態および機能の異常および回復

2

五十嵐順正

加藤一誠

第2講義室

講義

34

 

 

3

歯の欠損に起因する形態および機能の異常および回復

1

水口俊介

第2講義室

講義

34

 

 

5

歯の欠損に起因する形態および機能の異常および回復

1

水口俊介

第2講義室

講義

34

 

 

5

顎機能障害

2

木野孔司

第2講義室

講義

5

 

 

17

筆記試験

1

上野 剛史

第2講義室

講義

 




・可撤性義歯

全部床義歯と部分床義歯の講義および実習から構成されます.
「部分床義歯の講義と実習」では,Blackboard上で最新の授業日程,テキストとビデオ教材の配布(ダウンロード)などを随時行っています.
特に実習では,事前に配布した教材で予習したことを前提にスケジュールが進行しますので,事前学習をしっかり行うようにしてください.


平成23年度・「可撤性義歯」授業シラバス

ユニット名

可撤性義歯

ユニット責任者

五十嵐順正水口俊介

ユニット番号

02

開設時期

4年 後期

ユニットコマ数        
 (授業コマ数+試験コマ数)

197+9             (必要自習時間  29時間)

授業形態

講義・実習


学習目標(GIO):
可撤性義歯を用いた咬合回復治療に必要な知識と基本的技能を修得する.

到達目標(SBOs):
1)  可撤性義歯の目的と意義を説明できる.
2)  可撤性義歯の種類と適応症を説明できる.
3)  歯の欠損の診査および診断を説明できる.
4)  可撤性義歯の構成要素を説明できる.
5)  可撤性義歯の設計原則を説明できる.
6)  可撤性義歯の前処置の意義と方法を説明できる.
7)  可撤性義歯の印象採得法を説明できる.
8)  可撤性義歯の顎間関係記録法を説明できる.
9)  可撤性義歯の咬合を説明できる.
10) 可撤性義歯の人工歯の種類および排列法を説明できる.
11) 可撤性義歯の研磨面形態を説明できる.
12) 蝋義歯の埋没および重合操作を説明できる.
13) 可撤性義歯の装着時に必要な基本的事項を説明できる.
14) 可撤性義歯のメインテナンスを説明できる.
15) 即時義歯および治療義歯の目的と意義を説明できる.
16) 全部床義歯製作のための技工操作を修得する.
17) 部分床義歯製作のための技工操作を修得する.


可撤性義歯ユニットのうち,部分床義歯分野が担当する授業一覧

題目

コマ

担当者

場所

方法

関連SBO

24

 1

13

部分床義歯講義1

序論・構成要素

3

五十嵐順正

第2講義室

講義

14

 

 

14

部分床義歯講義2

歯の欠損に伴う顎口腔系の変化

3

五十嵐順正

第2講義室

講義

3

 

 

16

部分床義歯講義3

部分床義歯に加わる力への対応

3

五十嵐順正

第2講義室

講義

1,2,4,5

 

 

16

部分床義歯講義4

ガイド面,レストシートの形成

 

1

五十嵐順正

若林則幸

第2講義室

講義

6

 

 

16

[部分床義歯の製作]1

器材検査, 個人トレー製作

2

笛木賢治

補綴実習室

実習

17

 

 

17

部分床義歯講義5

支台装置

3

五十嵐順正

第2講義室

講義

25

 

 

 

17

部分床義歯講義6

咬合接触の回復と部分床義歯の設計

3

五十嵐順正

若林則幸

第2講義室

講義

5615

 

 

18

部分床義歯講義7

部分床義歯の材料・具体的設計

3

若林則幸

第2講義室

講義

125

 

 

20

[部分床義歯の製作]2

個人トレー製作

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

617

 

 

23

部分床義歯講義8

部分床義歯の咬合

 

3

若林則幸

第2講義室

講義

8

 

 

24

[部分床義歯の製作]3

咬合床製作

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

717

 

 

24

[部分床義歯の製作]4

咬合床製作

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

717

 

 

25

部分床義歯講義9

部分床義歯の装着とメインテナンス

3

若林則幸

第2講義室

講義

1314

 

 

26

[部分床義歯の製作]5

咬合採得

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

717

 

 

31

[部分床義歯の製作]6

咬合器装着

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

817

 

 

31

[部分床義歯の製作]7

サベイング,設計線記入

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

8

 

2

1

[部分床義歯の製作]8

メタルフレーム:前処置,ワックスアップ

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

917

 

 

2

部分床義歯講義10

部分床義歯の多様な役割

3

若林則幸

第2講義室

講義

1314

 

 

7

[部分床義歯の製作]9

メタルフレーム:ワックスアップ

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

345

 

 

7

[部分床義歯の製作]10

メタルフレーム調整,人工歯排列

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1317

 

 

8

[部分床義歯の製作]11

人工歯配列

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1017

 

 

13

PBL:可撤性義歯

3

水口俊介

佐藤雅之

平野滋三

補綴示説室

演習室

PBL(テュートリアル)

115

 

 

14

[部分床義歯の製作]12

歯肉形成

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1117

 

2

14

[部分床義歯の製作]13  

鋳造鉤:複印象・耐火模型製作

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

417

 

 

15

[部分床義歯の製作]14

鋳造鉤:ワックスアップ,埋没

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1217

 

 

16

[部分床義歯の製作]15

ワイヤー屈曲@犬歯単純鉤

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1217

 

 

20

[部分床義歯の製作]16  

鋳造鉤:ワックスアップ,埋没

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

1217

 

 

20

[部分床義歯の製作]17  

鋳造鉤:鋳造,研磨

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

5617

 

 

21

[部分床義歯の製作]18 

ワイヤー屈曲A小臼歯単純鉤

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

5,617

 

 

21

[部分床義歯の製作]19 

ワイヤー屈曲B大臼歯リングクラスプ

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

5617

 

 

23

PBL:可撤性義歯

3

水口俊介

佐藤雅之

平野滋三

第2講義室

PBL(テュートリアル)

115

 

 

24

[部分床義歯の製作]20

ロウ義歯埋没

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

5617

 

 

 27

[部分床義歯の製作]21

流蝋,レジン填入

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

817

 

 

27

[部分床義歯の製作]22

割り出し,研磨

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

817

 

 

28

[部分床義歯の製作]23

義歯研磨

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

17

 

 

28

[部分床義歯の製作]24

レストシート,ガイド面形成

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

17

 

 

29

[部分床義歯の製作]25

作品提出

3

笛木賢治

補綴実習室

実習

17

 

3

1

筆記試験

可撤性義歯

3

五十嵐順正

水口俊介

第2講義室

筆記試験

117

 

 

1

[部分床義歯の製作]

実習試験

3

笛木賢治

補綴実習室

実習試験

17



評価方法:
・製作物の客観評価,インストラクターによる評価,実習試験(FD:平成23128日、PD:平成2431日),筆記客観試験(FD&PD:平成2431日)により総括的に評価する.

ユニット試験の受験資格:
・ユニットコマ数のうち,4分の3以上出席していなければならない.
・受験資格を得られなった学生はユニット未履修とし,次年度に当該ユニットを再履修しなければならない.