教授挨拶

東京医科歯科大学

教授挨拶

Greeting

顎顔面外科学分野ホームページへようこそ。

顎顔面外科 教授 依田哲也 顎顔面外科 教授 依田哲也

 当分野は2000年(平成12年)に東京医科歯科大学の大学院大学化に伴い、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科顎顔面頸部機能再建学講座顎顔面外科学分野として発足しましたが、それ以前は第1口腔外科学講座(1口外)と称しておりました。
 少し歴史を紐解いてみますと、1913年(大正2年)9月に開院した文部省歯科医術開業試験附属病院の口腔外科診療に遡ります。1928年(昭和3年)には東京高等歯科医学校が開校し、金森虎男先生が初代口腔外科教授として就任されました。翌年には中村平蔵教授就任に伴い2教授体制となりました。終戦後の1946年(昭和21年)に東京医科歯科大学に昇格した後も1講座2教授体制が続きましたが、1960年代に第1と第2口腔外科学(2口外:現顎口腔外科学分野)の2講座に分離し、1口外を上野正教授が担当することになりました。教育の分担としては1口外が顎外科疾患、2口外が歯科外科でしたが、臨床・研究的には全く区別がありませんでした。その後1口外は塩田重利先生、天笠光雄先生、原田清先生が教授を歴任し、2018年(平成30年)4月に依田が埼玉医科大学から赴任しました。
 なぜ、このような歴史を振り返ったかと申しますと、2018年からは2講座(分野)制は維持しながら、教育だけでなく臨床面においても、2講座の専門領域の区別化を図っています。顎顔面外科学分野は顎変形症や唇顎口蓋裂をメインとして、それに関連した顎関節や骨関連の疾患を担当し、顎口腔外科は悪性腫瘍をメインとした領域を専門とする体制です。それに伴いスタッフも一部移動しました。しかし、このように専門性の区別はできますが、逆に両講座(分野)の協力体制は一層強化され、大学全体としてより良い医療を提供できるようしたいと考えております。  新しい顎顔面外科学分野をどうぞよろしくお願いします。