▶森岡典子氏は、本学 大学院保健衛生学研究科 ヘルスサービスリサーチ看護学分野 准教授に就任しました（2023年4月）。
当制度に申請した理由を教えてください。
一般的に非常に教育業務が多いと言われている看護系教員ではありますが、出産・育児、介護などのライフイベントによらず、教育と研究と両輪で推進していけるような環境づくりについて、当事者の一人として貢献していきたいと思っています。
ご自身のお仕事の内容とその魅力について教えてください。
看護学専攻および保健衛生学研究科における教育と研究に従事しています。質の高い看護ケアを持続可能な形で提供するためのシステム構築を目指し、リアルワールドデータを用い、データサイエンス、計量経済学、経営工学のシミュレーション手法など学際的なアプローチにより看護ケアの質を可視化し、また、持続可能な提供体制の在り方について研究を行っています。看護における質を担保するための適正な人員配置については世界的にも課題が多く、やりがいを感じています。
キャリアアップ教員に就いたことで、ご自身やご周囲で変化したこと等があれば教えてください。
研究支援員の方の配備をいただけたことは非常に有難く、研究推進や学務における事務手続きの負担が大幅に減少しました。
今後の目標を教えてください。
基礎教育・臨床・政策がより良い看護ケアの提供に向けて一丸となるような、エビデンスの構築に向けて邁進したいと思っています。また、データサイエンス等を活用した看護研究にチームとして一緒に取り組んでくれる次世代の育成にも力を入れていきたいと思います。
