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快眠センター

センター長のご紹介

睡眠障害について呼吸器内科医、精神科医、耳鼻科医、歯科医
による総合的な医療が可能です

センター長(保健管理センター長兼務) 宮崎 泰成 -Yasunari Miyazaki-
専門医 日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医
専門分野 呼吸器内科
研究領域 睡眠呼吸障害
呼吸器疾患全般
専門外来 不眠外来
睡眠時無呼吸外来
電話番号 03-5803-4587 (3階内科外来)
専用ホームページ http://www.tmd.ac.jp/med/slp/index.html

近年、24時間社会となり社会構造が変化するにつれて睡眠障害は大きな社会問題となっています。睡眠障害の中でも睡眠時無呼吸症候群は成人の2~4%を占める疾病で、日中の激しい眠気のため、社会生活に大きな影響を及ぼす一方、無呼吸とそれに伴う低酸素血症は本人の健康や生命に大きな脅威を与え、さらに社会資源の損失となります。睡眠は「心と身体が出会う領域」であり循環器疾患や内分泌疾患など内科的疾患だけでなく、うつ病などの心身・精神疾患との関係も明らかになっています。
当センターでは、呼吸器内科医、精神科医、歯科および耳鼻科医師による総合的な医療が可能となっています。さらに私たちは、循環器内科や糖尿病・内分泌・代謝内科などの内科と協力して集学的な治療体制の確立と有効な治療法の開発を目指してい ます。

センターの概要

医学部附属病院、歯学部附属病院の医歯学連携のもとに運営される当センターでは、医学部附属病院を中心として、おもに睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの睡眠障害の診断を行うとともに、CPAP(持続陽圧呼吸療法) 等による睡眠時無呼吸症候群の治療、精神科医による不眠症の治療を行っております。また軽症の睡眠時無呼吸症候群でマウスピース療法が適応となる患者さんには、歯学部附属病院快眠歯科外来で専門歯科医による治療が提供されます。

おもな診断・治療法

【診断】 
睡眠時無呼吸症候群(SAS): 睡眠中の無呼吸(10秒以上呼吸が止まる) が1時間に5回以上、1晩に30回以上あることで診断されます。無呼吸の存在は自宅にて自身で装着し、睡眠中の呼吸や血中の酸素の状態を検査できる簡易型アプノモニターや、1泊の入院で睡眠中の呼吸運動のみでなく脳波を用いて眠りの深さや質を含めて判定することで、より精密に睡眠時無呼吸を判定できる終夜睡眠ポリグラフィー(PSG) により診断されます。

【おもな治療法】
CPAP ( 持続陽圧呼吸療法):
自宅に専用の機器を設置し、主に鼻に着用したマスクを通して適切な圧力で空気を押し込むことにより、睡眠中に緩んだ喉の筋肉によって喉が塞がれてしまうのを防ぎ、呼吸をサポートします。CPAPを行うと日中の眠気の消失と同時に心疾患の予防や死亡率を減らすことができます。保険診療の適応であり自己負担は3割負担の方で月に約5,000円です。
マウスピース療法:
いびき症や軽症の無呼吸症の方に有効です。スリープスプリントと呼ばれるマウスピースを睡眠中に歯に装着し、下顎を前方に数ミリ突き出して噛み合わすようにすることで治療します( 下あごを上あごより前に固定することで気道の面積を広げます)。

高度な先進技術

東京医科歯科大学は医学部と歯学部からなる全国でも特徴的な医療系大学です。私たち快眠センターは医学部附属病院と歯学部附属病院のスタッフで構成されており、二つの病院が密に連携して、きめ細かい診断と治療を可能にしています。