大学院の特徴

"最先端の実践的な生命科学研究"

疾患の克服を目指したポストゲノム研究
 
生命情報科学教育部/疾患生命科学研究部は,平成15年4月に設置された我が国で唯一の疾患のポストゲノム研究とそれに関わる研究者,産業人を養成するための大学院組織です.生命科学の基礎だけでなく、疾患の克服を目指した実践的な研究を行っています。本大学院は、教育と研究の責任分担を明確にするために、生命情報科学教育部と疾患生命科学研究部から構成され、それぞれに担当部長を配置しています。生命情報科学教育部は、大学院生の教育のための組織で、大学院生は生命情報科学教育部に入学し、疾患生命科学研究部や連携大学院所属の教員が生命情報科学教育部のシラバスに基づき大学院生の教育並びに研究指導を行います。学生の方から見れば、通常の研究科大学院と変わりありません。

短期集中の講義・演習
 生命情報科学教育部の学生は,生命科学,情報科学の基礎から最先端までについて、入学後3ヶ月間の短期集中で講義・演習を受けた後,疾患研究領域と先端的な生命科学との融合学際分野での実践的研究を行います.これらの講義と演習は、疾患生命科学研究を行う上での基礎的な知識や技能を習得すると同時に、先端的な研究を紹介し、研究テーマや研究室の選択に役立てるように構成しています。講義・演習の内容は、大学の学部において生命科学を専攻しなかった専門的な知識や技術がない他分野出身の学生にも対応できるように配慮しています。

実践的な研究指導
 研究指導は,疾患生命科学研究部専任の教員だけでなく,本学難治疾患研究所,生体材料工学研究所等の教員,また,理化学研究所や産業技術総合研究所、国立国際医療センター、国立成育医療センター等の先端的研究機関や,企業の研究所等の連携大学院教員が行います.これらの研究機関とは正式な連携大学院協定を交わしています。大学院生は数多くの選択肢の中から、自分に最も相応しい研究室を選んで、研究指導を受けることができます。→もっと詳しく

生物学から薬学,化学,情報科学まで多様な人材を受け入れ
 生命情報科学は複数の学問領域を包含する新しい学問領域です。従って、様々なバックグラウンドを有する学生・社会人を歓迎しています。大学での専攻分野が医学,生物学,生命科学の学生だけでなく,化学,薬学,情報,システム工学まで多様な人材を受け入れています.特定の学部卒業者が入試において不利にならないように、筆記試験には情報科学と化学の分野からも出題するとともに、面接点を重視した総合選抜を行っています。→もっと詳しく

門戸は広く開放・学部のない大学院
 生命情報科学教育部には基本的には学部生はいません。従って、どこの大学出身の方でも、“外様”のような扱いを受けることは絶対にありません。

入学後に研究室を選べます
 疾患生命科学に対する専門知識が十分でなく、受験時や入学時点で研究分野や研究室を選択できない場合にも対応できるように、研究室選択は、講義や演習が終了する7月に行います。講義や演習を通して、希望研究分野や研究指導者を選択してから、所属研究室を選択するシステムです。連携大学院も含めれば、非常に幅広い研究分野をカバーしていますので、大学院生活を送るのに最適な研究室を選択してください。→もっと詳しく

"充実したカリキュラムと幅広い研究分野" →


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