教育
研修スケジュール
前期臨床トレーニング
初期臨床研修 (1,2年目 ) |
研修医として東京科学大学病院の総合教育研修センターに所属し、センターのプログラムに則って、連携病院および関連する研修指定病院で内科、脳神経内科および他科の研修を行う。 詳しくは総合教育研修センターのホームページ参照。 |
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シニア・レジデント (3年目以降) |
初期研修終了後、東京科学大学病院ないし連携病院の脳神経内科に所属し、臨床神経学を中心に電気生理学、神経病理学、神経放射線を含めた、より専門的な研修を行う。東京科学大学病院では、病棟担当教員、チーフ・レジデントの下、1~2名の研修医(ジュニア・レジデント)とチームを組み、彼らを指導するとともに、自らも何人かの患者を受け持ち研修する。また数ヶ月単位で神経生理、神経病理、神経放射線などの専任研修を行う。 他科、他院での初期研修後の入局も可能であり、随時相談に応じている。 最短3年間の研修後に新・内科専門医資格を取得する。 シニア・レジデントの期間中からその後にかけて大学院に入学する道もある。 |
研修プログラム | こちらを参照 |
後期臨床トレーニング (5年目以降 )
東京科学大学病院でチーフ・レジデントとして脳神経内科病棟の全入院患者を把握して、全レジデントを統括・指導したり、連携病院の脳神経内科責任者として診療に当たり、さらに臨床能力を飛躍させつつ、臨床研究を行う。
最短4年間の研修後に日本神経学会認定の神経内科専門医資格を取得する。
連絡先
担当者
医局長 八木 洋輔
TEL:03-5803-5234 (医局)
FAX:03-5803-0169
E-mail:y-yagi.nuro(アットマーク)tmd.ac.jp
研修プログラム
診療科の特徴
病床数33床と内科系で最大規模の診療科。その対象となる疾患も脳神経内科に特有な神経変性疾患、脱髄疾患、てんかんや片頭痛などの発作性・機能性疾患をはじめ、単一臓器としては死因第一位の脳血管障害、感染症、腫瘍、自己免疫性・傍腫瘍性疾患、脊椎疾患や内科疾患に伴う神経障害、代謝性疾患、栄養障害、中毒、自律神経疾患、人体において最大の”臓器”である骨格筋の疾患など極めて多彩であることが特徴として挙げられる。
プログラムの特徴
研修医(ジュニア・レジデント)は、卒後3年目以降のシニア・レジデントクラスの脳神経内科医と共に5~7人程度の入院患者を受け持ち、患者さんやコ・メディカル・スタッフ、同僚とのコミュニケーションなど医師としての基本能力を高めるとともに、神経疾患の基本的な診察、診断、治療・ケアなどについて研修する。シニア・レジデントは神経生理、神経放射線、神経病理について病棟ベッドフリーで担当教官との専任研修を各2-3ヶ月ローテーションする。卒後5年目以降のチーフ・レジデントおよび病棟教員がこれをサポートするとともに、より専門的な意見や最新の知見等につきアドバイスし、症例に対するより深い考察と理解を助ける。神経生理、神経病理、神経放射線のカンファレンスが毎週定期的に行われており、脳神経内科に特有の検査について詳しく学ぶ機会が得られる。症例から得られた貴重な知見に関しては、研修医にも積極的に学会、論文等による発表を行う。
研修内容及び到達目標
医療面接を含めた神経学的診察がきちんとできることを第一目標とする。そこから問題点を抽出、整理し、どこがどのように悪いのか考える力を身につける。画像や電気生理検査、病理検査など諸検査の意味をよく理解し、これらを総合した診断へのプロセスを学ぶ。各症候、疾患の特徴を理解し、基本的な治療法について習得する。脳神経内科は脳卒中をはじめとする救急疾患も多いため、救急に関する知識、技術の習得も可能である。疾患に関しては、脳卒中や頭痛などのcommon diseaseのみならず、神経変性疾患や免疫性神経疾患をはじめとする脳神経内科特有の神経難病、内科疾患に伴う神経障害なども経験できるようにプログラムされている。
研修医に対する要望
単に知識や技術の習得に止まらず、常になぜかを問いかけ、論理的かつ真摯に考察し、自ら問題を発見し解決していく積極的な姿勢を望む。
大学院について
教育目標
21世紀の神経学と神経科学を担う研究者、脳神経内科医、教育者を養成する。
教育方針
臨床神経学の教室として、神経疾患の病態の解明・診断法や治療法の開発に関する研究テーマを中心とする。臨床的発想や基礎科学的な視点にから、分子から神経システムまでをターゲットに分子遺伝学や分子・細胞生物学な検索や動物実験あるいはPET, fMRIなどの最新の画像診断を駆使した研究や、分子標的とした核酸医薬を中心とした次世代創薬を展開できるようにする。
研究テーマ
本人の希望により主任教授と話し合って決定される。
当教室での主な研究内容に関しては研究のページを参照。
募集概要
- 学年若干名(今までの実績では2-8名)を大学院生として採用する。
- 一般内科および脳神経内科の前期研修を終えた卒後4-10年目で入学するのを標準とするが、医学部卒業直後あるいは初期研修修了直後の早期の大学院入学も可能である。
- 医学部以外の他大学の理学部、薬学部の卒業者も医学博士でなく理学博士の取得も可能。
連絡先
入学/見学の希望者、詳細な説明の希望者は、以下の連絡先までお問い合わせ下さい。
担当者
医局長 八木 洋輔
TEL:03-5803-5234 (医局)
FAX:03-5803-0169
E-mail:y-yagi.nuro(アットマーク)tmd.ac.jp