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科長のご紹介

脳卒中や認知症の神経疾患に対し
丁寧で正確な診察、高度な技術、
最新の医療機器で最先端の治療を行います

科長 横田 隆徳 -Takanori Yokota-
専門医 日本内科学会 認定内科医
日本神経学会 神経内科専門医
日本臨床神経生理学会 認定医
(脳波分野、筋電図分野)
専門分野 神経内科学
神経生理学的検査学
遺伝子治療学
研究領域 神経内科学(特に筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病などの神経変性疾患と多発性硬化症や自己免疫性ニューロパチーなどの神経免疫疾患)
核酸医薬創薬
電話番号 03-5803-5670 (内科外来)
専用ホームページ http://www.tmd.ac.jp/med/nuro/index.html

神経内科は治療法のない稀な慢性疾患を診る科、とよく誤解されていますが、実際は意識障害、けいれん、脳卒中、髄膜炎・脳炎などの急性疾患から、アルツハイマー病などの多くの認知症のように慢性疾患まで広汎な疾患を対象としています。また、頭痛、てんかん、神経感染症、神経免疫疾患などよく治るコモンな疾患が多く、難治性の神経変性疾患も研究や治療法の開発が進展しつつあります。

診療科の概要

アルツハイマー病に代表される認知症や脳梗塞や一過性脳虚血発作といった脳卒中など、超高齢化社会において避けては通れない疾患をはじめとして、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病といった様々な神経変性疾患、またギラン・バレー症候群、多発性硬化症、筋無力症、多発性筋炎といった神経免疫疾患に対して、最先端の医療を提供します。

取り扱うおもな疾患

アルツハイマー病・レヴィー小体病などの認知症、脳梗塞・脊髄梗塞などの脳脊髄血管障害、頭痛・てんかんなどの機能性疾患、パーキンソン病・脊髄小脳失調症・筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患、多発性硬化症などの脱髄性疾患、脳炎・髄膜炎・脊髄炎などの炎症性疾患、ギラン・バレー症候群・慢性炎症性脱髄性神経根炎・顔面神経麻痺・三叉神経痛・手根管症候群などの末梢神経障害、(重症)筋無力症・多発性筋炎・筋ジストロフィーなどの筋疾患、ミトコンドリア脳筋症・周期性四肢麻痺・表層ヘモジデローシスなどの代謝性疾患、脊髄空洞症などの先天性疾患、その他糖尿病や膠原病に伴う神経障害などを扱います。

おもな診断・治療法

尿・血液検査、神経伝導検査や針筋電図、脳波などの電気生理学検査、神経・筋生検、血液検体からの遺伝子診断、CT/MRI やPET/SPECT(シンチグラフィ)などの画像診断といった最先端の医療技術を駆使して診断します。脳血管障害に対する抗血小板薬や抗凝固薬を用いた治療、経静脈的血栓溶解療法、神経免疫疾患に対するステロイドや免疫抑制剤を用いた内服加療、免疫グロブリン大量静注療法、血漿交換療法、痙縮に対するバクロフェン髄注(ITB) 療法、眼瞼・顔面痙攣や痙性斜頚、痙縮に対するボトックス注射、不随意運動や神経痛に対する薬物治療、抗てんかん薬や抗パーキンソン病薬の薬物調整などを行っています。

高度な先進医療

神経難病治療センターが併設されており、神経変性疾患や神経免疫疾患といった神経難病における新しい生物学的製剤や新規分子標的治療、自家骨髄幹細胞移植治療や骨髄移植治療など、他科とも協力しながら最先端の治療を行っています。

診療科における研究テーマ

核酸医薬を用いた神経疾患の解析と遺伝子治療、神経疾患の髄液・血清miRNAプロファイリングの研究、動物モデルを用いた筋萎縮性側索硬化症の病態解明と新規治療法の開発、アルツハイマー病、レヴィー小体病や前頭側頭型認知症などの認知症の病因解明と新規治療法開発、脳神経生理機能の解析による病態生理解明と新しい診断法の開発、神経・胚性幹細胞を用いた脳卒中および神経疾患の再生治療研究、免疫性神経疾患の病態解明と新たな治療法の開発などを行っています。

その他

神経系は人格を規定する臓器である脳と脊髄などの中枢神経、さらにそこから全身に巡る末梢神経を介して、目覚め、話し、笑い、走り、食べ、呼吸するなど人のあらゆる営みをコントロールしています。したがって、その病気は実に多種多様であり、症状は多彩であり、非常に専門分化していると思われがちですが、実は最も広く全身を診る診療科です。前述のように、診療には高度な技術や医療機器を使いますが、神経内科診療の基本は何よりも丁寧で正確な診察にあります。