診療科・センター・部門

国際医療部

部長のご紹介

急速に増加している在留および訪日外国人患者さんを中心に、受診の際は患者さんとご家族、そして病院スタッフへの安心の提供に努めています。

部長 岡田 卓也-Takuya Okada-
専門医 日本外科学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
専門分野 外科、消化器疾患、消化器内視鏡
研究領域 外科手術、消化器内視鏡、消化器がん検診
電話番号 03-5803-5650
専用ホームページ http://www.tmd.ac.jp/ihcd/

外国人患者さんが病院を受診されると、言葉の壁、医療制度や文化・宗教の違いにより、患者さん自身はもちろんのこと医療者側も大きな不安や負担を感じることがあります。私たちはそれらの負担をできるだけ軽減し、皆さまが診療に専念できるよう課題解決に取り組んでいきます。
2020年からは感染症の影響により訪日外国人は激減しましたが、在留外国人の方は継続的に来院されています。国際医療部はポストコロナ時代も見据え、引き続き外国人患者受入れに伴う院内体制整備を推進します。

部の概要

東京都には現在56万人以上(2020年3月時点、都内全人口の約4%)の在留外国人の方が暮らしています。新たな在留資格の創設や在留期間の拡充などにより、その数は年々増加傾向にあり、当院を受診する外国人患者さんについても、月あたり約480人(2021年度上半期平均)いらっしゃいます。国際医療部は外国人診療に伴う言語、文化、在留資格の違いによる様々な問題を解決するために、患者さんとご家族が安心して診療を受けられるよう、そして病院スタッフが円滑に医療サービスを提供できるよう、効果的なサポートを行うことを目的として開設いたしました。臨床現場での医療通訳業務だけでなく、日本の外国人診療のモデル病院になるべく、病院スタッフや外部機関に対する研修や教育・研究にも一層尽力して参ります。

取り組み

  1. 外国人患者さん受入れ体制整備
    ・医療通訳者、コーディネーターの配置
    ・電話通訳・機械翻訳等のツールの整備
    ・院内文書・院内表示の多言語化対応
    ・未収金対策の検討
  2. メディカルツーリズム支援体制整備
    ・海外在住外国人患者さん対象、セカンドオピニオン(オンライン含む)の創設・運営
    ・訪日して治療することを希望する外国人患者さんの受入れ調整・診療科支援
    ・身元保証機関との連携
    ・長寿・健康人生推進センターにおける訪日外国人受診者さん受入れ支援
  3. 教育・研修・研究
    ・病院スタッフへの教育・研修の提供
    ・外部機関に対する教育・研修の提供
    ・受入れ体制整備のノウハウの周知等を目的とした外部研修への講師派遣
    ・国家的視野で見た国際医療改革のための研究

体制

国際医療部の医師、医療通訳者、コーディネーターを中心として、医療支援課、医事課、医療連携支援センター、総務課、管理課、経営企画課など、幅広い部門と連携しています。