東京科学大学 総合研究院

難治疾患研究所
先端ナノ医工学分野

Department of Advanced Nanomedical Engineering, Medical Research Laboratory,
Institute of Integrated Research, Institute of Science Tokyo

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Add:〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45 M&Dタワー 24F

Tel・Fax:03-5803-4954

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核酸医薬、遺伝子治療、さらにはmRNAワクチンなど新規モダリティが次々と実用化され、『薬』の概念が変わりつつあります。新しい『薬』は、狙った遺伝子やタンパク質の機能を自在に制御することで、疾患を分子レベルで治療できるため、難治疾患の治療や副作用の軽減に期待されています。一方で、新しい『薬』は異分野融合の賜物です。mRNAワクチンを例にとると、mRNAの製造やナノDrug Delivery System (DDS)に関する化学、工学から、mRNAの機能、異物認識に関する生物学、ワクチンの効果、副反応に関する医学に至るまで、様々な分野の知見が集結しています。私たちは、このような幅広い分野を俯瞰しながら、mRNAワクチン、医薬を中心として、その基盤技術開発、生体内機能評価、疾患治療に取り組み、さらには産学連携によりその実用化を目指しています。また、アカデミアの立場から、このような応用研究の中で垣間見られる面白い自然現象、生命現象を探究しています。

Recruit
募集

修士課程、博士課程の大学院生を募集しています。

当研究室では、修士課程、博士課程の学生及び博士研究員を受け入れています。博士課程は、3年制、4年制のどちらにも対応できます。ナノDDS技術の構築から、疾患治療への展開、社会実装まで幅広く取り組んでいますが、学生さんの興味に合わせてテーマを設定します。背景となる学問分野は問いません。オンラインも含めた研究室見学も随時受け入れていますので、ご気軽にご相談ください。(詳細様式

博士研究員を募集しています。

日本学術振興会特別研究員に加え、当研究室予算での受け入れも検討します。

News
ニュース

Science Tokyoの誕生にあたり、旧東京工業大学安楽泰孝准教授と内田教授の共同研究が紹介されました(いのちと技術の協奏)。

乗松純平さん(研究従事者)が、助教に就任しました。

博士学生としてMuhammad Salmanさんと、Meng Yueさんが、修士学生としてBhaskar Chatterjeeさんと、Huang Mianさんが、大学院研究生としてZhang Shuyuanさん、Chen Xinyuさん、Guo Yuqiさんが新たにラボメンバーに加わりました。

東京医科歯科大学 難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野は、大学統合により、東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野となりました。

内田教授が、第19回ナノ・バイオメディカル学会大会にて、学会賞を受賞しました。演題名は、『mRNA 単体からなる感染症予防ワクチンの開発』です。

持田講師が、CANCER IMMUNOTHERAPY FOR BRAIN TUMOR IN NARA(奈良県立医科大学脳神経外科学教室/免疫学講座 共催)にて、「精密ドラッグデリバリーが切り拓く難治がん治療」の演題で、特別講演を行いました。

内田教授が東京科学大学医歯薬系入学案内の研究最前線〜特色ある研究者の紹介〜に、紹介されました。

乗松純平さん(研究従事者)の論文が、Materials Horizons誌に掲載され、プレスリリースを行いました。
Jumpei Norimatsu, Hayato L. Mizuno, Takayoshi Watanabe, Takumi Obara, Makoto Nakakido, Kouhei Tsumoto, Horacio Cabral, Daisuke Kuroda, Yasutaka Anraku,Triphenylphosphonium-modified catiomers enhance in vivo mRNA delivery through stabilized polyion complexation, Materials Horizons in press doi: 10.1039/D4MH00325J

石川プロジェクト助教とLe Bui Thao Nguyen特任研究員の個人業績ページを公開しました。

持田講師と内藤講師(東大院工)、宮田完二郎教授(東大院工)らの共同研究の論文が、Bioconjugate Chemistry誌に掲載されました。
Yukine Ishibashi, Mitsuru Naito*, Yusuke Watanuki, Mao Hori, Satomi Ogura, Kaori Taniwaki, Masaru Cho, Ryosuke Komiya, Yuki Mochida, Kanjiro Miyata*, Size-Dependent Glioblastoma Targeting by Polymeric Nanoruler with Prolonged Blood Circulation , Bioconjugate Chemistry in press doi: 10.1021/acs.bioconjchem.4c00235

プロジェクト助教として石川絢一さんが新たにラボメンバーに加わりました。

持田講師と内田教授が共同で分担執筆した書籍『医薬品モダリティにおける創薬技術開発と展望』(ISBN: 9784865022711)が発行されました。

2024年の年報が公開されました。

内田教授が、徳島大学大学院医歯薬学研究部DDS研究センター2024年度第1回シンポジウムにて、「mRNA工学を基盤としたmRNA送達システムの開発とワクチンへの展開」の演題で、招待講演を行いました。

持田講師が2024 年度第2回 iCONM/CHANGE 学術セミナーにて、「悪性脳腫瘍に有効な免疫チェックポイント阻害薬の開発mRNAワクチンの脾臓デリバリー」の演題で講演しました。

Angewandte Chemie International Edition誌に掲載された論文に関して、プレスリリースを行いました(EurekAlert)。

Molecular Therapy誌に掲載された当研究室の論文が巻頭でハイライトされました(参照)。

Guyse博士(iCONM)らと内田教授の共同研究の論文が、Angewandte Chemie International Edition誌に掲載されました。
Joachim F. R. Van Guyse#,*, Saed Abbasi#, Kazuko Toh, Zlata Nagorna, Junjie Li, Anjaneyulu Dirisala, Sabina Quader, Satoshi Uchida, Kazunori Kataoka*, Facile generation of heterotelechelic poly(2-oxazoline)s towards accelerated exploration of poly(2-oxazoline)-based nanomedicine, Angewandte Chemie International Edition e202404972, (2024) in press

Small Science誌に掲載された論文が、Inside Front Coverに採択されました。

研究内容のページを更新しました。

内田教授らの新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの論文が、日本経済新聞Yahooニュースマイナビニュースで紹介されました。

内田教授が取締役最高医療責任者を務めるCrafton Biotechnology株式会社が、東京医科歯科大学発ベンチャーとして認定され、称号付与式が開催されました(詳細)。

内田教授らの新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの論文が、Molecular Therapy誌に掲載されました。プレスリリースを行い、日経バイオテク化学工業日報に掲載されました。
Saed Abbasi, Miki Matsui-Masai, Fumihiko Yasui, Akimasa Hayashi, Theofilus A. Tockary, Yuki Mochida, Shiro Akinaga, Michinori Kohara, Kazunori Kataoka*, Satoshi Uchida*, Carrier-free mRNA vaccine induces robust immunity against SARS-CoV-2 in mice and non-human primates without systemic reactogenicity, Molecular Therapy in press doi: 10.1016/j.ymthe.2024.03.022

研究従事者として乗松純平さんが、特任研究員としてLe Bui Thao Nguyenさんが、修士学生として高木冴さんが新たにラボメンバーに加わりました。