教育内容 > 教育評価 > 2003年アンケート結果


 以下は2003年度に実施した、講義・演習内容に関するアンケート調査の回答の一部です。

 アンケート結果 <学生>
●履修して良かったと感じた科目
〔最先端疾患生命科学概論〕
・すべての授業が始まる前に行われたもので、後の専門授業を聴く際の基礎となった。
・基礎的な知識の復習にもなり、新しい情報も得られた。
〔バイオ産学連携特論〕
・ベンチャーの建て方、現在置かれている状況などを知ることができた。
〔英語ディベート演習〕
・ディベートをやったのも初めてで、いい経験になった。
・ハードだったが、日に日に上達しているのを実感できる授業であった。また、チームでも仲良くなった。
●改善すべき点
・試験前に1〜2週間、勉強するための猶予がほしかった。(※2004年度から試験準備期間を設けました。)
・広い実習室の確保。
・英語ディベートは準備に時間が必要なので、その週はディベートだけにしたほうが良い。
・夕方と夜の講義の間の休み時間にもう少しゆとりがほしい。
●その他意見
・授業の内容は高度でついていくのが大変だったが、興味を持って勉強できてよかった。

 アンケート結果 <教員>

●改善すべき点
・学部時代の背景が大幅に異なる学生に、ひとつの講義内で如何に専門的知識を伝えるのか、結構難しい。
・レベルの高いセミナー・講義等に担当教員以外の複数の教員が出席して学生共々話を聞き、レベルの高い議論を行うという緊張経験をさせるのが良い。
・短期集中の演習で培養細胞を扱ったため、学生に細胞分化の様子を十分に観察してもらうことができなかった。
・レポート試験も積極的に導入すべきではないか。
・受講生が21名で、自分の研究室ではスペースが無く、全員に実験してもらうのに苦労した。
・高度な教育がなされているが、学生には消化不十分なところがあるように思われた。
●指導した学生からの要望事項
・授業で用いた資料は学内からのみ閲覧できるホームページヘ登録するなどしても良いのではないか。
・講義内容の参考資料、参考書等の紹介をしてほしいとの要望があり、後日まとめたものを配布することを約束した。
・実習では全員にすべての実験を行ってもらうことができなかったため、学生それぞれが自分自身ですべての実験操作をしたいとの希望が多くあった。
●今後開講すべき講義・演習科目
・統計的検定・推定に関する科目。
・タンパク質解析を中心としたバイオインフォマティックス演習。
・日本語のディベート。
・論文の効率的な読み方、書き方、適切なキーワード付与を身につけさせるため、構造化抄録(Structured Abstract)を作成するプログラム。
・知的財産が重視される中で、もう少し時間があれば、外国の制度など詳しい話ができたものと思う。
・生命情報科学のアウトプットとして医薬品関連の研究。
●要望事項
・演習室の整備が必要。
・クリーンベンチを使う実習は待ち時間が多かったので、クリーンベンチを増やす。
・学生向けの常時使用可能なコンピューター実習室。自由時間にパソコンにふれる環境。または、学生一人一人にノートパソコンを貸与してはどうか。
●その他の意見
・学生の聴講態度は良いし、試験問題もかなりよく解答している。今後も良い質の学生が集まってくれることを期待している。
・全体的にactiveで学生にとって刺激があり、面白い内容になっていると思う。
・e-mailで学生全員に連絡ができるシステムは便利だった。
・医歯学総合研究科や4大学連合の他大学院との単位互換制度があれば、必要に応じたきめ細やかな教育が可能になると思われる。
・大学院なので、もっと自主性を尊重したやり方にしたほうが良いのではないか。講義よりは、最先端研究のセミナーヘの出席を講義の単位と認定する方が実践的ではないか。


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