生体医歯工学共同研究拠点

医療機器の製造・設計に関する展示会Medtecで共同研究成果を展示

本拠点では成果の社会実装を促進する企画として,医療機器の製造・設計に関するアジア最大級の展示会であるMedtec Japanに参画してきた。今回の出展社数は292社で来場者は3日間合計で11,917名となり昨年度より3,000名近く増加した(4月20日(水) 3,482名,4月21日(木) 4,031名,4月22日(金) 4,404名)。

本拠点は昨年度からリアル展示を再開し,本年度は静岡大学から2テーマ,広島大学から6テーマを展示した。各研究室の展示テーマは下記の通りである。

■静岡大学
青木研:フォトンカウンティングX線イメージャー
川人研:非接触生体信号モニタリングのための近赤外ロックインカメラシステム

■広島大学
寺本研:LSIを用いたトランジスタの雑音評価と2次元センシング
黒木研:SiC極限環境エレクトロニクス構築と粒子線医療への応用
亀田研:感染症対応可能な歯科用遠隔操作チェアシステム
中島研:ナノスケール有機ELバイオセンサーのためのAlq3混合電子線レジスト
小出研:CNN特徴を特徴抽出として利用した機械学習を用いた大腸がん診断支援システムの開発,アレルギー性皮膚疾患の病態における発汗異常の解明のためのAIを用いた画像解析手法の開発
田部井特任準教授: ARIM(マテリアル先端リサーチインフラ)の説明

本拠点では,第二期においても成果の社会実装に向けて企業との接点を増やすための施策を進めていく。なお,東京工業大学と東京医科歯科大学は6月30日のMedtec Japan Webinarで講演予定である。

拠点展示ブースの様子
拠点展示ブースの様子