生体医歯工学共同研究拠点

第8回生体医歯工学共同研究拠点国際シンポジウム(The 8th International Symposium on Biomedical Engineering)を国際ナノデバイステクノロジーワークショップ(IWNT)と共催

 本共同研究拠点の活動の一環である生体医歯工学共同研究拠点国際シンポジウム(ISBE)を2023年11月21日(火),22日(水)に開催しました。本年度は広島大学が幹事校となり,広島大学がこれまで開催してきた国際ナノデバイステクノロジーワークショップ(IWNT)との共催となりました。
 広島大学の越智光夫学長による開会挨拶,文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課の柳澤好治課長によるご挨拶(代読 柿澤久美子学術研究調整官),東京医科歯科大学生体材料工学研究所所長の影近弘之教授による共同研究拠点の紹介に始まり,2日間にわたって,ISBE招待講演12件(内,海外研究者4人),IWNT招待講演4件(内,海外研究者2人),及び121件のポスター発表が行われました。
 参加者は194名(内,海外研究者7人)を数え,生体材料,バイオセンサ,治療法,診断デバイス,ドラッグデリバリーシステム,機能分子,バイオMEMS,ロボティクス,バイオメディカル機器/システム,生体計測,シミュレーションと特性評価,バイオマーカ,ナノ・マイクロデバイスなど多岐の分野にわたり活発な議論が行われました。ポスター発表では, Award対象64件の中から,7件のposter awardが選出されました。
 2020年度の第6回はCOVID-19のために中止となり,昨年度の第7回はオンラインでの開催でしたが,今回は3年ぶりの現地開催となりました。海外からの一部の講演を除いたほぼすべての講演は現地にて発表が行われ,熱心に聞き入る聴講者との活発な議論が行われました。また,ポスターセッションもすべて対面で実施され,久しぶりに緊密なコミュニケーションを図ることができました。これらを通して,本拠点を中心とした共同研究が促進され,大いに有益なシンポジウムとなりました。

ISBE2023 1 ISBE2023 2
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