生体医歯工学共同研究拠点

東京科学大学生体材料工学研究所で医療AIに関する異分野実習を開催

 拠点活動の一環として,若手研究者の学際領域での育成等を目的に医療AIに関する実習を例年開催しています。本年度は9月7日(月)から10日(木)の4日間,東京科学大学総合研究院生体材料工学研究所情報医工学分野において,「医用人工知能の実装と医療データ解析」をテーマとする実習(AI道場2026)を開催しました。オンラインを基本とし,後半2日間は一部の参加者が生体材料工学研究所で対面実習に参加しました。
 東北大学から2名,東京農工大学から4名,東京科学大学から2名の計8名の学生が参加しました。本実習は,医療データ処理のための人工知能(AI)の基礎を学び,実装を通して実践的な技術を習得するとともに,専門の異なる若手研究者が交流し,研究の視野を広げることを目的としています。
 実習プログラムは,AIとニューラルネットワーク(NN)の動作原理の理解から,Pythonを用いた実装,データの作成・前処理,医用データによる学習・予測,性能評価へと段階的に学ぶ構成としました。NumPyを用いたパーセプトロンやNNの構築,scikit-learnを用いた機械学習の流れ,TensorFlow・PyTorchによる深層学習の基礎,画像解析のための畳み込みニューラルネットワークなどを取り上げ,医療AIの実用例や最新動向も学習内容に含めました。また,医用画像ソフトを用いた教師データの作成,モデルの性能向上に向けた改良・試験・評価を通じて,医療AIの設計と活用への理解を深めることを目指しました。
 本拠点では,4研究所のユニークな設備や研究環境を活用した異分野実習を進めています。今後も,生体医歯工学分野を開拓していく若い世代の育成に取り組んでいきます。

医療AI実習
実習の様子
医療AI実習
参加者の集合写真(オンライン)