生体医歯工学共同研究拠点

東京医科歯科大学でAI医療に関する実習会を開催

 拠点活動の一環として,若手研究者の学際領域での育成等を目的にAI医療に関する実習会を開始しました。本年度は8月21日(月)から24日(木)に東京医科歯科大学生体材料工学研究所で実習を行いました。旅費や宿泊費は拠点から拠出し,特に学生が参加しやすい環境を提供しています。また,本年度はオンラインと現地参加のハイブリッド形式としました。
 本年度は,東京農工大学,東京医科歯科大学,東京大学,名古屋大学から7名が参加しました。AIの動作原理,必要なデータの作成・前処理方法やAIの実装方法,AIの性能を高めるためのコツ,医療AIの最新動向について学び,実習ではAIの一種であるニューラルネットワーク(NN)の実装,NNによる学習・予測を通じた画像分類,物体検出,画像セグメンテーションなどの医用画像データ解析,NNの性能評価を実施しました。原理の理解から医用画像データを使ったNNの性能評価までを短期間に進め,貴重な体験になったと思われます。
 本拠点では4研究所のユニークな設備や研究環境を活用した異分野実習を進めています。今後も生体医歯工学分野を開拓していく若い世代の育成に取り組んでいきます。

医療AI実習
実習の様子(中段左と上段中央は主催元の中島教授と杉野助教)