生体医歯工学共同研究拠点

東京医科歯科大学でAI医療に関する実習会を開催

 拠点活動の一環として,若手研究者の学際領域での育成等を目的にAI医療に関する実習会を開始しました。本年度は8月22日(月)から25日(木)に東京医科歯科大学生体材料工学研究所で実習を行いました。旅費や宿泊費は拠点から拠出し,特に学生が参加しやすい環境を提供しています。また,新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて,オンライン形式としました。
 本年度は,東京工業大学,広島大学,理化学研究所,東京都立大学から4名の研究者と1名の大学院生が参加しました。AIの動作原理,必要なデータの作成・前処理方法やAIの実装方法,AIの性能を高めるためのコツ,医療AIの最新動向について学び,実習ではAIの一種であるニューラルネットワーク(NN)の実装,NNによる学習・予測を通じた画像分類,物体検出,画像セグメンテーションなどの医用画像データ解析,NNの性能評価を実施しました。原理の理解から医用画像データを使ったNNの性能評価までを短期間に進め,貴重な体験になったと思われます。
 本拠点の広島大学でも同様の実習を毎年,行っています。今後も生体医歯工学分野を開拓していく若い世代の育成に今後も取り組んでまいります。

医療AI実習