生体医歯工学共同研究拠点

2024年度成果報告会を開催

本拠点では研究者コミュニティの活性化策として共同研究の成果報告会を開催しています。本年度は2024年3月3日に東京科学大学の未来産業技術研究所を幹事校として完全対面式で開催しました。当日の参加者は250名,8件の口頭発表,ポスター発表は過去最多となる197件でした。

当日は東京科学大学の田中雄二郎学長による開会のあいさつの後,拠点代表の東京科学大学生体材料工学研究所の影近弘之所長による本年度の活動状況と来年度の事業計画が報告されました。その後,緩やかな連携先である物質・デバイス領域共同研究拠点の垣花眞人特任教授(大阪大学 産業科学研究所)による拠点紹介がありました。集合写真撮影の後,二部に分かれてポスターセッションが行われ,大変,盛況でした。そして会場をホールに移し,放射線災害・医科学研究拠点の東幸仁所長(広島大学 原爆放射線医科学研究所)による拠点紹介の後,口頭発表者8名によって無線技術の医療応用,穿刺針のたわみ解析,CMOSセンサ,ガスイメージング,人工エラスチン,脳波記録用電極,大気圧プラズマによる細胞内元素分析と多岐にわたる生体医歯工学関連の最新研究が紹介されました。

講演後,広島大学半導体産業技術研究所の寺本章伸所長から来年度の国際シンポジウムに関するアナウンス,そして東京科学大学総合研究院の仁科博史院長から閉会の辞を頂き盛況のうちに終了しました。そして93名が参加したネットワーキングでは10件のポスターアワードが授与されました。

当日は雪交じりの雨にもかかわらず多数の拠点研究者が集い,医歯学と工学の交流が図られました。また口頭発表セッションは東京科学大学湯島キャンパスの大学院生も参加し,大きな刺激を受けたと思われます。

報告会のチラシ
報告会のチラシ
報告会のスケジュール
報告会のスケジュール
報告会の様子
報告会の様子