教育活動

診療科としての特色

当院の糖尿病・内分泌・代謝内科は、糖尿病を中心とする代謝疾患と内分泌疾患を単一の診療科で診療しているという特長があります。ローテート中は糖尿病と内分泌疾患の症例をどちらも満遍なく経験することができ、糖尿病・高血圧症・脂質異常症に対するマネージメントだけでなく、代謝異常に隠れた内分泌疾患を見抜く能力を培うことができます。

研修目標

・内科医としての全般的な診療能力
・糖尿病の病態の理解、正確な診断と基本的な診療
・糖尿病治療(インスリン、経口血糖降下薬)の理解と実践
・内分泌機能検査・糖尿病合併症検査の臨床的意義の理解と習得
・主な内分泌疾患(下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎)の診断と治療
・代謝疾患(高血圧症・脂質異常症・肥満)の診断と治療

研修中に経験可能な症例

◎経験可能
2型糖尿病、1型糖尿病、妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠、その他の糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、骨粗鬆症、甲状腺疾患、原発性アルドステロン症、副腎腫瘍、下垂体腫瘍

〇時に経験可能 クッシング症候群、褐色細胞腫、膵神経内分泌腫瘍、副甲状腺疾患、遺伝子異常による糖尿病

研修の週間スケジュール

研修内容
月曜日 AM
PM
火曜日 AM
PM
水曜日 AM
PM
木曜日 AM
PM
金曜日 AM
PM

指導体制・評価

上級医・レジデントと研修医がチームを組んで研修を行います。毎週1回、診療科長とスタッフの参加するカンファレンスで症例のプレゼンテーションを行い、検査・治療方針を決定します。ローテート終了時には症例検討会を行っており、担当した患者の中から診断・治療に難渋した症例や示唆に富む症例などを取り上げ、学会形式で発表して頂きます。

研修医の評価は、2020年度よりEPOC2で行っています。EPOC2は臨床研修のオンライン評価システムで、国立大学病院長会議オンライン卒後臨床研修評価システム(EPOC)運営委員会と大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)によって開発・運用されています。

学会発表

糖尿病・内分泌・代謝内科では研修医の学会発表を積極的に支援しています。日本内科学会、日本内分泌学会、日本糖尿病学会の総会や関東甲信越地方会などで、毎年複数の研修医の先生方に、自身が担当した症例について発表してもらっています。

東京医科歯科大学医学部附属病院 総合教育研修センターについては こちら