産学連携活動は、アカデミアにおける研究・教育・社会貢献活動を推進する一つの手段として、定着しつつあります。
本事業では、女性研究者の研究活動の推進、あるいは研究成果の実用化を加速する目的で女性研究者による産学連携研究機会の向上につなげる仕組みを、企画、運営して参ります。
具体的には、研究シーズと産業ニーズをつなぐマッチング相談会である「研究シーズ実用化プロジェクト」や産学連携経験のある研究者をメンターとして配置する「産学横断型メンター制度」を導入し、女性研究者による産学連携研究の増強を目指します。
産学連携の支援小委員会
飯田 香緒里
共同研究支援(採択状況)
平成30年度より研究力強化の支援と合流し、共同研究支援を実施しています。⇒ 共同研究支援
平成29年度:5名の女性研究者が採択されました。
平成28年度:3名の女性研究者が採択されました。
平成27年度:3名の女性研究者が採択されました。
女性研究者の研究統率力と研究成果の応用力を培うことを目的とします。具体的には、産学連携研究の対象になり得る研究(シーズ)を発掘し、研究費の支援等を通して産学連携研究に繋げ、女性の目線を活かした研究成果の実用化を促進します。
連携機関に所属する女性研究者を研究代表者として実施する共同研究について支援を行います。
女性研究者の研究に関する悩みや問題に対して様々な視点からメンター(相談相手)によるアドバイス等を行います。
メンターは、各職位層や専門領域に応じて育成します。
東京医科歯科大学・順天堂大学に所属する助教以上の女性研究者
*先任・特任、常勤・非常勤を問わず、産学連携研究に関心のある者
*専門領域、文系・理系を問わない。
研究シーズの実用化支援では、東京医科歯科大学と順天堂大学の女性研究者間で生まれた共同研究の基盤と研究力の強みに、株式会社ニッピ バイオマトリックス研究所における研究の実用化に関するノウハウを加え、相互を活かすことで、研究成果と実用化の「橋渡し」を促進させることができます。
産学横断型のメンター制度は、大学と企業という相違する人材をメンターに確保することで、多様な視点からメンタリングができるようになります。また、産学横断による女性研究者の交流が活性化し、問題解決のための多様な考え方を習得することができます。