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7/26(水)核酸・ペプチド創薬治療研究センター
開設記念シンポジウムを終えて
![登壇者による集合写真](images/media/newsimage/photo01.jpg)
2023年7月26日に「核酸・ペプチド創薬治療研究センター(TIDEセンター)」開設記念シンポジウムを行ないました。第一部では、文部科学省や日本医療研究開発機構、NPO法人ふたつの虹より来賓の方をお招きし、ご挨拶をいただきました。また、患者様からのビデオメッセージや祝電も頂戴しましたので、その様子をご紹介いたします。
![開会挨拶 田中 雄二郎 学長](images/media/newsimage/news202307_symposium01.png)
![来賓挨拶 坂下 鈴鹿 様(文部科学省 振興企画課長)](images/media/newsimage/news202307_symposium02.png)
(文部科学省 振興企画課長)
![来賓挨拶 三島 良直 様(日本医療研究開発機構 理事長)](images/media/newsimage/news202307_symposium03.png)
(日本医療研究開発機構 理事長)
![遺伝性ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬「トフェルセン」を用いた治療の開始を待つ青木 渉 さまによるビデオメッセージ](images/media/newsimage/news202307_symposium04-01.png)
![遺伝性ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬「トフェルセン」を用いた治療の開始を待つ青木 渉 さまによるビデオメッセージ](images/media/newsimage/news202307_symposium04-02.png)
![生後間もなく、脊髄性筋萎縮症(SMA)を発症された加藤結唯さん(7歳)は、核酸医薬「ヌシネルセン」の治療を開始し、劇的に改善 その様子をビデオメッセージにてご報告](images/media/newsimage/news202307_symposium05-01.png)
![生後間もなく、脊髄性筋萎縮症(SMA)を発症された加藤結唯さん(7歳)は、核酸医薬「ヌシネルセン」の治療を開始し、劇的に改善 その様子をビデオメッセージにてご報告](images/media/newsimage/news202307_symposium05-02.png)
![NPO法人「ふたつの虹」代表の小山内 美和子 さまによる、御次男 小山内 龍弥さん(16歳)のご様子(毛細血管拡張性運動失調症を発症)とTIDEセンターへの期待について](images/media/newsimage/news202307_symposium06-01.png)
![NPO法人「ふたつの虹」代表の小山内 美和子 さまによる、御次男 小山内 龍弥さん(16歳)のご様子(毛細血管拡張性運動失調症を発症)とTIDEセンターへの期待について](images/media/newsimage/news202307_symposium06-02.png)
![TIDEセンター横田 隆徳センター長によるご挨拶とセンターの概要についての説明](images/media/newsimage/news202307_symposium07-01.png)
![TIDEセンター横田 隆徳センター長によるご挨拶とセンターの概要についての説明](images/media/newsimage/news202307_symposium07-02.png)
![東京工業大学中分子IT創薬研究推進体(MIDL) の創設から現在までの研究の歩みについて(情報理工学院 秋山 泰 教授よりビデオメッセージ)](images/media/newsimage/news202307_symposium08.png)
![中分子コンソーシアムについて](images/media/newsimage/news202307_symposium09-01.png)
![東京医科歯科大学 古川 哲史 理事](images/media/newsimage/news202307_symposium09-02.png)
![東京工業大学 渡辺 治 理事](images/media/newsimage/news202307_symposium10.png)
![Richard Henderson 英国MRC分子生物学研究所,2017年ノーベル化学賞受賞者](images/media/newsimage/news202307_symposium11-01.png)
![梶井 靖 武田薬品工業株式会社 T-CiRAディスカバリーヘッド](images/media/newsimage/news202307_symposium11-02.png)
第二部では、招待講演として、日本化学会会長であり、本年度、ウルフ賞化学部門を受賞された東京大学の菅 裕明 教授より「特殊ペプチド創薬イノベーション」と題し、基礎研究成果から創出された創薬の常識を覆す成果と変革、さらにはベンチャー企業「ペプチドリーム」の創業によって進めてきた社会実装の挑戦と理念についてお話をいただきました。
![菅 裕明 教授による講演の様子](images/media/newsimage/news202307_symposium12-01.png)
![菅 裕明 教授による講演の様子](images/media/newsimage/news202307_symposium12-02.png)
また、RNA干渉を用いたsiRNA医薬をこれまでに5つ市場に送り出している、核酸医薬における世界のリーディングカンパニーのAlnylam社Senior Vice PresidentであるMuthiah Manoharan氏より「Living in the World of RNA Therapeuticsと題し、RNA治療薬とそのデリバリーの分子基盤についてお話をいただきました。
![Manoharan氏による講演の様子](images/media/newsimage/news202307_symposium13-01.png)
![Manoharan氏による講演の様子](images/media/newsimage/news202307_symposium13-02.png)
![閉会挨拶 東京工業大学 益 一哉 学長](images/media/newsimage/news202307_symposium14.png)
東京医科歯科大学と東京工業大学は、2024年度秋を目途として法人統合と大学統合を進めています。TIDEセンターとMIDLの共同による中分子創薬コンソーシアムの設立が両大学統合の推進力となり、このコンソーシアムが統合後の中核事業の一つとなるよう努めていかなければなりません。
私たちの最終的な目標は、中分子創薬の革新的な医薬基盤技術を創り出し、多様な患者ニーズに応える新規医薬品をアカデミアから提供することです。医療系に特化した唯一の指定国立大学法人として、私たちの創薬技術力を医薬品開発に直結させ、患者アンメットニーズの高い医薬品開発を推進し、すべての人に対する「トータル・ヘルスケア」の実現を目指します。
2023.8