生体医歯工学共同研究拠点

令和2年度成果報告会を開催

令和3年3月5日に拠点の成果報告会を開催しました。令和1年度はコロナ禍の為,中止となりましたが,今回はオンラインで開催しました。口頭発表セクションではZoom Webinarを用い,ポスター発表では,少人数でバーチャルに密な議論ができるZoomブレイクアウトルームを試用しました。

幹事校である東京医科歯科大学生体材料工学研究所の影近所長の開会挨拶の後,ポスター発表125件,招待講演8件が発表され,最後に次回の幹事校である東京工業大学の未来産業技術研究所所長大竹教授から閉会の辞を賜りました。参加者は合計257名となり,図1に示すようにbefore covid-19とほぼ同等の参加状況となりました。

ブレイクアウトルームを初めて使用される参加者も多く,割り当てられたポスタールームへ自動的に入室する処理を採用しましたが,当惑された発表者が少なからずいた模様でした。しかし5回のポスタセッションが進むにつれて,使い方に慣れてきた様子でした。口頭発表では水酸アパタイト,ガラクト脂質から生体モニタリング向けのフレキシブルデバイス,細胞解析デバイス,乳がん検出向けレーダーLSI技術,SiC半導体の幅広い応用,さらには新規糖尿病治療法,新しい肺機能評価法が紹介され,生体材料,デバイス,医療と幅広い学術分野にまたがる生体医歯工学の俯瞰的な発表となりました。

成果報告会の年次推移
図1 成果報告会の年次推移
WEBプログラム
図2 WEBプログラム
講演の様子
図3 講演の様子