生体医歯工学共同研究拠点

平成30年度成果報告会を開催

生体医歯工学共同研究拠点では,毎年,共同研究の成果報告会を開催しています。東京工業大学と東京医科歯科大学で交互に開催し,今回は三回目となりました。3月8日(金)に東京医科歯科大学M&Dタワーに参加者219名が集結し,8件の口頭発表,146件のポスター発表,ネットワーキングにより議論を深め,新たな研究課題の発掘を進めました。

口頭発表では,本学武部貴則教授から「ヒューマン・オルガノイドを用いた移植医療研究」と題した基調講演をいただき,臓器レベルの移植医療の最前線を垣間見ることができ,特に若手研究者への刺激となりました。また,電子線レジストやデバイス接合技術,近赤外や深赤色蛍光による光学的な医療・生体計測,低消費電力ワイヤレスセンシング,歯科向けチタン材料のバイオミメティク表面改質や医療用低磁性ジルコニウム合金と,材料からデバイス,医療応用にわたる幅広い医歯工連携領域での最新の共同研究成果が報告され,本拠点の3年間の着実な進展を感じられる会となりました。さらに,ネットワーキングにおいては,東京工業大学の益学長によるご挨拶の後,技術討論と懇親を深めることができました。

次回の成果報告会は2020年3月13日に東京工業大学で開催予定です。

宮原所長の挨拶
宮原所長の挨拶
全体写真
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