生体医歯工学共同研究拠点

医療機器の製造・設計に関する展示会Medtec Japanで共同研究成果を展示

本拠点では成果の社会実装を促進する企画として,医療機器の製造・設計に関するアジア最大級の展示会であるMedtec Japanに参画しました。今回の出展社数は454社(昨年度441社)で来場者は3日間合計で17,570名となり昨年度より3,000名近く増加しました(4月17日(水) 5,576名,4月18日(木) 5,791名,4月19日(金) 6,203名)。

本年度は東京医科歯科大学1件,東京工業大学2件,静岡大学2件,広島大学7件のリアル展示を実施しました。各研究室の展示テーマは下記の通りです。

■東京医科歯科大学
中島研:手術支援デバイス+医療AI

■東京工業大学
進士研:超音波キャビテーションによる針なし注射
田原研:せん断波の可視化による生体組織硬さの超音波映像法の開発

■静岡大学
青木研:空間再現ディスプレイによる非接触操作3D DICOMビューアー
川人研:オンチップRGB/NIRフィルタ付ロックインCMOSイメージセンサを搭載した暗闇或いは環境光変動下で生体から脈波検出可能なKAOカメラ

■広島大学
寺本研:LSIを用いたトランジスタの雑音評価と2次元センシング
黒木研:SiC極限環境エレクトロニクス構築と粒子線医療への応用
亀田研:医療機関などにおける無線ネットワークの高信頼化
後藤研:電子スピンを用いた情報処理デバイスの研究
中島研:ナノスケール有機ELバイオセンサーのためのAlq3混合電子線レジスト
小出研:深層学習を用いたNICE/JNET分類に基づく大腸内視鏡画像診断支援の一手法
田部井特任準教授: 文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ 広島大学半導体産業技術研究所ARIMプロジェクト支援室

非常に多くの企業開発者と一時に直接,会話できる貴重な機会となり,その場で共同研究の可能性を探れるなど,大変,有意義な企画となりました。

拠点展示ブースの様子
拠点展示ブースの様子