生体医歯工学共同研究拠点

第4回生体医歯工学共同研究拠点国際シンポジウム(The 4th International Symposium on Biomedical Engineering)をアクトシティ浜松で開催

 本共同研究拠点の活動の一環である国際シンポジウムを本年度は静岡大学を幹事校として2019年11月14日(木),15日(金)にアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催しました。本シンポジウムは毎年開催しており,本年度で4回目となります。
 静岡大学の石井潔学長による開会挨拶,文部科学省学術機関課の西井知紀課長によるご挨拶,東京医科歯科大学生体材料工学研究所所長の宮原裕二教授による共同研究拠点の紹介に始まり,2日間にわたって,海外からの招待講演者5名,本拠点の研究者8名,共同研究者4名,また産学連携セッションとして企業研究者4名による最新の研究成果に関する講演が行われました。また,若手研究者による132件のポスター発表も行われました。参加者は224名(内,海外研究者50人)を数え,生体材料,バイオセンサ,治療法,診断デバイス,ドラッグデリバリーシステム,機能分子,バイオMEMS,ロボティクス,バイオメディカル機器/システム,生体計測,シミュレーションと特性評価,バイオマーカ,ナノ・マイクロデバイスなど多岐の分野にわたり活発な議論が行われました。ポスター発表では,国内外の研究者間の交流が2日間にわたり行われ,発表件数132件(Award対象76件)から,8件の優秀ポスター賞が選出されました。また,今回初めての試みとして,生体診断システム等の企業展示のブースも併設し,研究者との情報交換,交流も行われました。最後に,次回開催予定の広島大学からナノデバイス・バイオ融合科学研究所所長の東清一郎教授による閉会挨拶で幕を閉じました。
 今回のシンポジウムは,国内外の異分野の研究者,共同研究者,若手研究者が積極的に交流を行い,今後の更なる共同研究へ繋がる貴重かつ有意義な機会となりました。

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シンポジウム参加者の集合写真
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ポスターセッションの様子