生体医歯工学共同研究拠点

東京科学大学の生体材料工学研究所で医療AIに関する異分野実習を開催

 拠点活動の一環として,若手研究者の学際領域での育成等を目的に医療AIに関する実習を例年,開催しています。本年度は10月2日(木)から7日(火)の4日間,東京科学大学生体材料工学研究所で開催しました。本年度はオンライン形式としました。
 東京農工大学,豊橋技術科学大学から3名が参加しました。実習は,中島教授に加えて,生体材料工学研究所情報医工学分野所属の博士課程学生2名,修士課程学生1名の学生により実施されました。実習内容として,AIの動作原理、必要なデータの作成・前処理方法やAIの実装方法、AIの性能を高めるためのコツ、医療AIの最新動向について学び、実習ではAIの一種であるニューラルネットワーク(NN)の実装、NNによる学習・予測を通じた画像分類、物体検出、画像セグメンテーションなどの医用画像データ解析、NNの性能評価を実施しました。参加者より原理の理解から医用画像データを使ったNNの性能評価までを短期間に進め,貴重な体験になったとの感想をいただきました。
 本拠点では4研究所のユニークな設備や研究環境を活用した異分野実習を進めています。今後も生体医歯工学分野を開拓していく若い世代の育成に今後も取り組んでいきます。

医療AI実習
実習の様子
医療AI実習
参加者の集合写真