ごあいさつ
望月准教授からのご挨拶
私は平成14年より宗田 大教授(運動器外科学)と秋田 恵一教授(臨床解剖学講座)の指導を受け、膝と肩の臨床解剖研究を行ってまいりました。そして平成23年5月に寄付講座関節機能再建学の准教授に就任いたしました。
近年、関節鏡技術の発達によって、関節内の異常を詳細に観察し、ミリ単位で修復することが可能となっています。そのような著しい技術の発達に伴い、関節構造の詳細な解剖研究が必要となっています。代表的な疾患として膝関節では前十字靱帯損傷、肩関節では関節唇損傷や腱板断裂などが挙げられます。
本講座では靭帯や腱の停止部、神経、血管走行など、運動機能の根幹となる関節構造を詳細に解析し、その結果を臨床現場に有用な情報としてフィードバックすることを目標としています。現在は運動器外科分野、臨床解剖学分野と連携し、関節を中心とした運動器の機能向上(再建)を目的とした研究を行っています。肉眼解剖研究は臨床解剖学分野と共同研究を行い、国内外の学会で積極的に研究発表を行っています。
将来的には、バイオメカ、動作解析という手法を用いて関節機能の研究を多角的にすすめていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
- ホーム >
- 望月准教授からのご挨拶