沿革

本講座は「知と癒しの匠を創造し、人々の幸福に貢献する」という本学のミッションを、教育及び教育面の管理運営の視点から遂行してゆく分野である。本講座は教室・診療科・部門・職種などの分野を超えた協調を通じて、本学の教育、研究、臨床、管理運営に貢献することを理念としている。医学医療教育は卒前教育のみで終わるものでなく、連続性をもって生涯を通じて継続するものである。本講座は、医学部医学科では卒前6年間と臨床研修2年間の教育の“調整と支援”を担当し、将来のClinician Scientist及びScientific Clinicianとなるために、医学者・医療者として基盤的な能力を涵養することを目的としている。

本講座の起源は2000年発足の医学部附属病院総合診療部にさかのぼり、「”調整と支援”を通じて高度先進医療の推進に貢献する」の理念に基づき、①卒後臨床研修プログラムの策定、②医療福祉支援体制の整備、③細胞治療センターの創設、④卒前教育の横断的教育課程の充実、⑤病棟業務の改善、⑥医療安全の管理、⑦セカンドオピニオン外来などに取り組んできた。これらのうち、卒前教育(カリキュラム改訂、臨床実習の改革、ハーバード大等との提携など)や卒後教育(総合教育研修センターの運営)など教育および研修に関わる活動が主たるものとなり、2006年度に臨床医学教育開発学分野に改組し現在に至っている。なお、2011年発足の医歯学融合教育支援センター(その後統合教育機構に改組)とも密接な連携をとっている。


臨床医学教育開発学分野

〒113-8519
東京都文京区湯島1-5-45
M&Dタワー 16階

TEL 03-5803-5948
FAX 03-5803-0281