5. Eメール
5.1 Eメール(電子メール)の仕組み
Eメール(電子メール)の送受信は,
メールサーバ
(本学では「mail.tmd.ac.jp」)を介して行う.より厳密にはメール受信用サーバを
POP(Post Office Protocol)サーバ
, メール送信用サーバを
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ
といい,「メールサーバ」はそれらの総称.本学の場合 mail.tmd.ac.jp が両者を兼ねる.
アカウントが登録されると,メールサーバ(正確には POPサーバ )上にメールボックスが作成される.
メールサーバは郵便局のような役割を果たし,外部ネットワークとのEメールのやりとりはここで行われる. サーバ上のメールボックスは私書箱のようなものだと思えば良い.
パソコン端末からメールサーバにアクセスしEメールの送受信を行う(Eメールをサーバまで出しに行くor読みに行く)方法としては,
メーラ mailer と呼ばれる専用のソフトウェアを用いる方法もあるが,ここではWWWを利用した
Webメールと呼ばれるシステムにより行う方法を学習する.
■随時「Alt+Tab」(「Alt」を押しながら「Tab」を押す)を活用し,効率よくウィンドウを切り替えながら作業すること.
5.2 Webメールの設定と使用法
Webメールのトップページhttps://webmail.tmd.ac.jp(「役に立つリンク集」や「情報処理」「情報科学」のページからリンクが張ってあります)からWebメールへログインすると,(初期設定の場合)「メールホーム」の画面が開く.
★Webメールへのログインは学内LANアカウント(2024年度入学生は 240 + 学生番号下3桁 + deptコード)を使用します.
(将来は統合IDでもログイン可能になるかもしれません)
- 設定項目の確認(重要項目のみ抜粋) :
- 「オプション」→「個人環境の設定」
★以下の各項目において,設定変更を行った場合は[適用]をクリックして変更を保存します(でないと保存されない).
- 基本環境
- 「初期画面の選択」: 「メールホーム」「受信トレイ」どちらでも可.
※いずれの場合も,「メールホーム」の「メール容量」は,時々チェックするようにしましょう.
- 「メール表示数の制御」:適当に変更しても良いですが,多すぎても少なすぎても見づらいので,使いながら調節しましょう.
- 「メール閲覧の方法」: 安全性を考慮すると「HTMLを許可しない」の方が望ましい.許可した場合も,「外部コンテンツを非表示」に設定し,安全性が確認できないリンク,ボタン等は絶対にクリックしないよう気を付けること.
- メール作成
- 「送信メールのコピーを保存」: 「はい」(必須).
- 「送信メールに署名追加」: 同じ署名を毎回付けるなら「はい」(強く推奨).
- 「メール送信形式の設定」: 「Text」(必須).
- 「送信に元のメッセージを含める」: 「はい」(★必須★).
★返信の際は相手の元メッセージを引用しないと、円滑なコミュニケーションが成立しません!
- 返信/転送時の引用記号 : 引用範囲を示すために必要.「>」が一般的.
- 署名 : 「テキスト署名」の「作成」をクリックし,学籍番号・氏名等,必要最小限の情報を記入.
- 「オプション」→「個人情報の変更」
- ★初期設定のローマ字表記に間違いがあった場合を除き,変更しないこと(学生によって氏名の表示の仕方がバラバラだと教員側は大変見づらい).
- 「住所録」
- いわゆるアドレス帳.アドレスの誤記入による送信ミス防止のため,授業で用いる重要なアドレスは登録しておくこと.
■まず自分のアドレス(各自のアカウント名に続けて「@tmd.ac.jp」),徳永のアドレス(tokunaga.las@tmd.ac.jp)を登録せよ.
- Eメールの転送について(通常は設定不要なのでスキップしてください)
- 「オプション」→「メール転送」でEメールの転送の設定が可能だが,必ず「転送メールを自分のフォルダに残す」にチェックを入れてメールサーバに受信メールが残るようにせよ.
★別アドレスにすべての受信メールを転送して利用したい場合に利用できますが,非推奨です(通常はスマートフォン等でチェックして必要なものだけ転送すれば充分).
本学のセキュリティガイドラインにおいて,多要素認証(二段階認証)が設定されていないメールアカウントへの自動転送は禁止されています.G-mail等では多要素認証の設定が可能ですが,よくわからない場合は絶対に転送しないこと.
送受信および削除
- 受信
- ウィンドウ左側の「受信トレイ」をクリックすると受信メールが新しい順に表示される.
- 各EメールのSubject(件名)の部分をクリックすると本文が読める.
- 「件名」「送信者」「Date」「サイズ」等をクリックすることにより,Eメール一覧の並べ替えが可能.
- メール作成~送信
- ウィンドウ左側の「メッセージの作成」をクリックすると送信メール作成画面が現れる.「宛先」にEメールアドレスを入力し(「アドレス帳」を利用すれば自動設定可能),Subject(件名)と本文を入力して「送信」をクリックすると送信される.また受信メールの本文を開いた画面で「返信」をクリックすると返信先のアドレスと「Re:(元のSubject)」というSubjectが自動入力される.
- 「下書き」をクリックすると「下書き」フォルダに保存され,後から完成させて送信することができます.
- Cc: Carbon Copyの略.送信メールのコピーを別のアドレスに送信する際に使用.ただしアドレスが送信者全員に表示されることに注意.慎重に利用しないと,個人情報の漏洩となり責任を問われることになります.
- Bcc: Blind Carbon Copyの略.Ccと同じ機能を持つが,アドレスは送信者には表示されない.
【注意1】 送信したEメールが届かなかった場合,「Undelivered Mail ...」というSubjectのエラー告知メールが戻ってくるので,内容を確認すること(たいていはメールアドレスの誤入力).
【注意2】複数のアドレスを指定する場合は「 , 」(半角のカンマ)でアドレスを区切って入力.
- 削除 (2段階の操作が必要)
- 受信トレイやフォルダの一覧表示で削除したいEメールの左側のチェックボックスにチェックを入れた後,「削除」ボタンをクリックすると,チェックを入れたEメールが「ゴミ箱」に移動される(この段階では「メール移動」により元のフォルダに戻すことも可能).
また受信メール本文の画面で「削除」をクリックしても同様.
■送受信テストで受信したメールを「削除」によりごみ箱に移してみよ.また「メール移動」ボタンのクリックによって「受信トレイ」に戻せることを確認せよ.
- さらに「[空にする]」をクリックすると完全に削除される.
【重要】メールボックスの容量制限に関する注意【重要】
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各ユーザに割り当てられたメールボックス(送受信メールを保存するためのスペース)は約2000MB(=2GB弱)であり,送受信メールの総容量がこれを超えるとEメールが送受信できなくなる.放っておくとEメールは溜まっていく一方なので,保存の必要がないEメール(送信メール・受信メール共)は随時削除すること.
- 使用量は「メールホーム」の最上部に表示されるので注意しておくこと.
- 画像等,容量の大きなファイルを添付して送受信を行うとすぐ一杯になります.「サイズ」ボタンをクリックし,サイズが大きい順に並べ替えて確認しましょう.
- 「Date」ボタンをクリックすると,Eメールを古い順に並べ直すこともできます(もう一度クリックすると元に戻る).
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注意事項全般については「教養部Eメール活用ガイドライン」を参照のこと.特に重要な点を以下に挙げる.
- ログアウトを忘れるな!
- ログアウトするにはウィンドウ左端の[ログアウト]をクリックする必要がある.ウィンドウを閉じただけではログアウトにはならず,ログイン状態がしばらく保持される.これを防ぐために,終了の際は必ず毎回[ログアウト]をクリックすること.
- 改行を忘れるな!
- 新規メール作成画面の本文入力欄では文字が右端までくると(見かけ上)自動的に折り返されるが,Enterキー押さない限り改行されていない.受信側で改行されるようにするためには,Enterキーで改行マーク(Webメールの画面上には表示されない)を入力する必要がある.読みやすさを考慮し,適当に改行を入れること.
- 署名は必須.
- Eメールを教員との連絡に用いる際は本文中に学籍番号・氏名等を付記すること.「個人環境の設定」により自動的に付けることもできる.
- メールサーバにEメールを溜めすぎないこと.
- 長期的に保存する必要のないEメールには読み終わった後ただちに「ゴミ箱」に移動させ,定期的に「ゴミ箱」を空にする習慣をつけよ.
【重要】入力情報の保存機能に関する注意【重要】
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Webメール,WebClass等にログインする際,WWWブラウザによりパスワード等の入力情報がパソコンに記憶されてしまう危険がある.「パスワードをWindowsに記憶しますか?」というメッセージが出たら「いいえ」をクリックする習慣をつけよ.
誤って大学等の共有端末ないし他人のパソコンにパスワードを記憶させてしまった際は,以下の操作により記憶情報を削除せよ(覚えておかないといざというとき困るので,実際に手を動かして確認すること!).
■手順(Edgeの場合):
「…」 → 「履歴」 → 「…」 → 「閲覧データをクリア」 → (全項目にチェックを入れて)「今すぐクリア」.
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Webメール送受信テスト
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■以下の手順で送受信テストを行うこと(★ 1.および 3.では「住所録」を使用し,登録アドレスを確認).
- 自分宛に送信→ 受信 → (自分で自分に)返信 → 受信
- 必ず「返信→受信」まで行い,正しく届くこと・送信者名(自分の名前)が表示されることを確認すること!
- メールアドレスの入力ミス・登録ミス等によりEメールが届かなかった場合,エラー通知メールが届くので,その内容を確認し,修正点を見つけよ.
- 学生同士で 送信・受信 → お互い相手に返信 → 返信を受信(時間が無ければ省略可)
- 徳永宛(tokunaga.las@tmd.ac.jp)にテストメールを送信
- ★Subject(件名)は「 [学籍番号] testmail」とする(すべて半角文字で.カッコは付けない).
- 本文は任意だが,署名(とりあえず学籍番号と氏名だけでも良い)は入れること.
- 余裕があれば(タイピングが得意な人はそのアピールも兼ねて!)ここまでの授業の感想等を書いてください.
- 問題があれば返信して指摘しますので,内容を確認してください.このテストメールに関しては,特に問題が無ければ返信しない予定です(するかもしれませんが気まぐれです).
【注意】以降も,課題提出等に関わるEメールを送る際は,必ず Subjectの先頭に半角文字で学籍番号を入れる こと(教員側で整理してチェックする際に必要となります).
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