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東京医科歯科大学、チリ国保健省、
同クリニカ・ラス・コンデスとの協定締結について


 東京医科歯科大学(大山喬史学長)では、去る1月27日に吉澤靖之理事(医療担当)、江石義信教授外がチリ国へ出向き、本学、保健省及び代表的な私立病院であるクリニカ・ラス・コンデス(CLC)との間で、大腸癌診断国家プログラム及びパイロット・ステージ・プロジェクトの実施に関する協定を締結しました。 本学では、平成21年7月15日に、CLCとの間で「臨床・科学・学術協力協定」を締結するとともに、三者間で覚書を取り交わしており、大腸癌の死亡率の急激な増加に悩むチリの国家的問題に取り組むため、具体的な協力体制や活動の在り方等について鋭意、協議を進めてきたところです。
 今回の協定においては、大腸癌診断国家プログラムとして5年間で7万2千人、本年5月から1年間のパイロット・ステージにおいては、うち1万8千人を対象に集団検診を行うこと、そして、チリ国の医師に対して日本式の「大腸癌早期発見と診断・治療法」の指導・教育・研究支援を実施するために本学から内視鏡医を派遣することなどが明定されています。
 なお、チリ国の人口は約1,600万人、そして、現在、大腸癌による死者は10万人当たり12人で、これを2020年までには10万人当たり6人にまで減少させたいとしています。
 本学では、チリ国及び中南米諸国における大腸癌死亡率低下を実現するために三者間でこのような協力を進めるとともに、集団検診を通じて得た研究試料及び新たな研究課題等について早期癌病理組織診断等の臨床研究から、遺伝子解析といった基礎医学研究をも含めた横断的な研究を行うことで、癌研究の更なる発展を目指しています。
 これまでの実績を活かし、医療先進国としてのリーダーシップを発揮することで国際医療社会への貢献ができることを、本学としては強く希求しているところです。
【学術国際部】



協定書締結を終え、力強く手を組む調印者等(左から、Mr.Grebe:CLCのCEO、Dr.Manalich:CLC院長、Dr.Erazo:保健大臣、吉澤理事、江石教授、Dr.Lopez:CLCのプロジェクトリーダー)



東京医科歯科大学広報室
総務部総務課広報掛

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