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ガーナ共和国、野口記念医学研究所にて
「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」による
研究拠点のローンチセレモニー(開所式)を開催


 東京医科歯科大学(大山喬史学長)は、平成21年8月26日にガーナ共和国、野口記念医学研究所(以下「野口研」)に於いて「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」による研究拠点のローンチセレモニー(開所式)を開催しました。
 開所式は、日本側からは大山喬史学長をはじめ、森口泰孝文部科学審議官、片上慶一在ガーナ特命全権大使、渡辺正実研究振興局研究振興戦略官、渡辺一雄新興・再興感染症研究拠点形成プログラムオフィサー、栗原良樹理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター副センター長等が、ガーナ側からはジョージ・シパ・ヤンケイ保健大臣、アレックス・テテ・エニョ教育大臣等が臨席し執り行われました。
 「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」は、これまで国際機関や外国の研究機関に頼っていた、新型インフルエンザ、エイズ・エボラ出血熱・SARSといった新興感染症や結核・マラリアといった再興感染症の情報入手ルートの整備や、新興・再興感染症対策に役立つ基礎的学術知見の集積、さらには、研究を通じた感染症研究分野の人材育成を目的として実施されている文部科学省の委託事業です。
 このプログラムのひとつである本学の「西アフリカ地域の研究拠点を核とした感染症研究の戦略的展開」は、野口研との協力のもと予備調査と試行的共同研究を経て平成20年度に本採択となり、現在本学から2名、結核研究所から1名の研究者をガーナへ派遣し、常駐しています。このように、日本が同地域の感染症情報をリアルタイムに共有し病原体に直接アクセスが可能な体制のなかで、現地の研究者とともにウイルス、寄生虫、結核の3つの研究グループの下、研究を実施しています。
 今後は、二国間のさらなる研究強化はもとより、西アフリカ地域の感染症研究を志す日本の若い研究者に対して本学が窓口となり、積極的な人材交流と育成を行うこと、さらには、これらの研究や教育の交流を通じて得られる成果を積極的に発信することで日本国民の健康・福祉に貢献する拠点活動となることを目指しています。一方、ガーナ共和国側では、ガーナ国内の研究者の資質や能力向上に役立てるとともに、ガーナ国民の健康へのニーズに応えることなどを目標としています。
 なお、大山学長をはじめとする一行は、8月24日現地到着後、野口研アレクサンダー・K・ニャルコ所長及びクワジョー・A・コーラム副所長を表敬訪問し、ローンチセレモニー開催準備・協力に係る謝意を述べるとともに、両者の国際協力によるパートナーシップの今後の発展及び継続等について歓談を行い、翌25日には、森口文部科学審議官、片上大使とともに、保健大臣及び教育大臣を表敬訪問し、今後の両国の協力の進め方等について懇談を行いました。
【学術国際部学術連携・国際課】



■links
Noguchi Memorial Institute for Medical Research
http://www.noguchimedres.org/
理化学研究所
http://www.crnid.riken.jp/pfrc/




ローンチセレモニーでの大山学長挨拶、ガーナ日本両国の臨席者


学長主催晩餐会にて、(左から)森口文部科学審議官、ポール・ボアチガーナ教育省副大臣、
片上特命全権大使、C.N.B.テーゴガーナ大学副学長、大山学長


野口研前庭の記念碑を前に、大山学長、森尾国際交流センター長




東京医科歯科大学広報室
総務部総務課広報掛

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