東京医科歯科大学・大学院疾患生命科学研究部の黒柳秀人講師と萩原正敏教授らの研究グループは、線虫をモデル動物として発生段階依存的なmRNAの選択的スプライシング・パターンの変化の様子を可視化して生きたまま観察することに成功し、発生段階依存性の制御機構を明らかにしました。この可視化技術を応用することで、さまざまな遺伝子のスプライシング制御機構(スプライシング暗号)が解明されることが期待されます。この成果は米国の専門誌『Genes & Development(ジーンズ&ディベロプメント)』に、2008年1月29日付オンライン版で発表され、2月1日号の表紙としても掲載されました。この研究は、文部科学省科学研究費補助金による成果です。
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黒柳 秀人 講師(右)
萩原 正敏 教授(左)
本学大学院疾患生命科学研究部
形質発現制御学分野
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