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第一回難治疾患研究所教員研修 報告記
(平成19年7月2、3日)


去る、平成19年7月2日、3日の両日に第一回難治疾患研究所教員研修が国営武蔵丘丘陵森林公園内、都市緑化植物園付属資料館の研修施設にて取り行われました。教授、若手研究者、外来講師合わせて36名(二日間のべ)の参加をいただき、盛況のうちに無事終了致しました。

平石敦子先生(財団法人 国際医学情報センター)からは「ロジカルアーギュメント:英文誌レフリーとの対応の実際」というタイトルで、編集者の立場から見た投稿論文についてのご講演があり、投稿者と編集者のやりとりの具体例を交えた内容が興味を引きました。

Timothy Wright先生(大妻女子大学)のご講演では、研修室の壁に掲示したポスターの前で若手研究員が実際に英語でプレゼンテーションを行い、その場で添削・コメントを加えるという形式で行われました。国際学会のポスター会場の発表さながらの模擬プレゼンテーションで、英語発表の技術を教えていただく、実践的な内容となりました。

宮田満先生(日経BP)のご講演では、最新のバイオ研究動向や産学連携関連のニュースが手際よく纏められており、メディアの目から見た新鮮な話題を提供していただきました。日頃、なかなか聞くことの出来ない話が多く盛り込まれており、参加者には刺激的でした。

磯谷桂介先生(文部科学省研究助成課課長)には、科研費補助金をめぐる最新の動向と研究者へのメッセージについてのご講演があり、日頃お世話になっている科学研究費を配分する側の立場に接することができたのは、大変有意義でした。

若手研究者の研究発表も内容・プレゼンテーションとも大変充実しており、活発な質疑応答が交わされていました。

懇親会では、各教室の参加者が教室の枠を越えて思い思いに議論を交わし、特に若手研究者がお互いを良く知り、横の連携を深める良い機会となりました。

事後のアンケートでは、多くの参加者が概ね満足したとのことであり、世話人としては胸をなで下ろすことができました。

お忙しいところ、また遠路はるばる足を運んで研修にご協力していただいた全ての参加者に改めて心より御礼を申し上げます。

世話人 村松正明
“宮田講師発表”
“宮田講師発表”
“磯谷講師発表”
“磯谷講師発表”
“ポスター発表”
“ポスター発表”