学内女性研究者インタビュー 古川 あすかさん

古川 あすか(Asuka Furukawa)

大学院医歯学総合研究科 人体病理学分野 技術職員
平成14年本学医学部保健衛生学科検査技術学専攻を卒業後、同大学院医歯学総合研究科修士課程および博士課程に進学。平成20年に博士(医学)取得。卒業後、本学医歯学総合研究科人体病理学分野に勤務。

過去、現在の研究内容について教えてください

過去、現在共に、サルコイドーシスという病気の病因の解明を行っております。これまでは主にサルコイドーシスの起因体と考えられている微生物の病原性の有無に焦点を当て、分離株のタイピングを行ってきました。例えば、サルコイドーシス患者さんから分離された菌株と患者さんでない方から分離された菌株に違いがあるかを研究していました。

どのようなきっかけで学術機関の研究者を志しましたか

卒業研究で現在の研究室に所属し、このような研究を仕事に出来たらと思ったのがきっかけです。長く同じスタンスで一つの目標に向かい地道に続けていけると考えたことが学術機関の研究者を選んだきっかけです。

時間管理の仕方について教えていただけますか

研究においては毎日翌日にやるべきことを整理して、無謀な計画は立てないようにしています。また、優先順位をつけて少しずつ片付けていくようにしています。家事に関しても同様です。

どんなことをモチベーションにして研究意欲を持続されていますか

病気の原因解明を最終目標にして、研究意欲を持続しています。自分の予想通りの結果が出るとモチベーションが上がります。

研究者の先輩として、私達が今何をすべきかアドバイスをお願いします

若いうちは“自分のために時間を使える”恵まれた時期ですので、大学院の時は、勉強、研究に専念することをお薦めします。そして、目の前にある仕事(研究テーマ)を一生懸命にすべきだと感じます。同時に、人との出会いや経験を通して、一個人としての魅力を磨いていただきたいと思います。

女性研究者の支援についてコメントを頂けますか

研究支援員配備事業は、産休や育児休暇の間に実際に実験のサポートを依頼できるので良い試みだと感じました。自分がいずれ出産し、産休や育休を取るときに依頼できるので良いと思いました。

(インタビュー:平成22年9月17日 修士1年 島田 麻里江)

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