お知らせ

当院看護師3名(東京科学大学病院看護部)が国立循環器病研究センターで移植医療に関する研修を受講

2024.12.25

東京科学大学病院看護部では、移植実施指定施設の認定をめざして、臓器移植に必要な看護について習得するために、2024年12月、国立循環器病研究センターに、3名の看護師を派遣しました。研修の様子を撮影しましたので、ご紹介します。

研修に参加した看護師の感想

荒畑 美樹 看護師

移植に関わるさまざまな部署での看護や、それをつなぐレシピエント移植コーディネーターの役割・活動について学びました。病院全体で移植を支える仕組みが構築され、それぞれの部門が同じ目標に向かって取り組んでいる様子が印象的でした。移植検討時には十分な情報提供が行われ、一人ひとりの生き方を尊重した意思決定支援が実施されていました。また、移植待機中には移植後の自己管理や生活を見据えた支援が行われ、移植後は患者さんが自立して生活できるようサポートされていました。実際に移植後の患者さんのお話を伺う機会もあり、つながれた命を大切にされる患者さんの言葉に心を打たれました。さらに、各部署の看護師や多職種、看護部、レシピエント移植コーディネーター同士の連携の仕組みや工夫についても学ぶことができました。この経験を当院の体制づくりに活かしていきたいと思います。

石山 純子 看護師

さまざまな部署や職種の方々にご対応いただき、レシピエント移植コーディネーターの方々をはじめ、病院全体が一丸となって移植に取り組んでいる様子を拝見しました。多くの経験を通じて培われた知識や技術をもとに、患者さんへの支援が行われていることがよく分かりました。研修で得た学びを活かし、マニュアルの整備や体制づくりを進めてまいります。

米丸 美穂 看護師

心臓移植に関わるさまざまな部署で研修を受けさせていただきました。レシピエント移植コーディネーターが各部署でどのような役割を果たし、スタッフとどのように連携しているのかを具体的に知ることができました。また、心臓移植について患者さんに説明する場面を拝見し、移植に関する詳細な知識を得るとともに、患者さんがどのような情報を求め、何を基に意思決定をしているのかを学ぶことができました。心臓移植は患者さんの人生と長く関わる治療であり、その中でレシピエント移植コーディネーターが果たす役割の大きさを改めて実感しました。患者さんの状態に合わせて寄り添い、背中を押し、向き合う姿勢に感銘を受けました。看護師として、またレシピエント移植コーディネーターを目指す者として、多くの学びを得た研修でした。この経験を日々の業務に活かし、今後の心臓移植看護に役立てていきたいと思います。