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先輩からのメッセージ 【田原禎生 先生】

田原 禎生

田原 禎生 先生

卒業年次:2017年
出身大学:東京医科歯科大学
初期臨床研修:大阪急性期・総合医療センター
後期研修:横須賀共済病院、東京医科歯科大学医学部附属大学病院
サブスペシャルティ:心臓血管外科
3年間でのプログラム中の手術経験数:345例(うち術者190例)

外科医を志したきっかけは?
私が初めて手術を間近に見たのは、大学4年生の研究室配属(プロジェクトセメスター)で心臓血管外科学教室に配属された時でした。
目の前で見る手術のダイナミックさや、止めた心臓が再び動き出す様子、外科医の洗練された手技のひとつひとつ、そして直接触った心臓の感触を今でも覚えています。
自分の積み重ねた技術で直接病気を治せるような診療科として外科に、その中でも心臓血管外科は、機能を回復させる手術という”創造する外科”である点に魅力を感じました。
東京科学大学外科専門研修プログラムの魅⼒は?
後期研修の段階でも、自ら術者として数多くの手術経験を積むことができます。
大学病院では市中病院ではなかなか見ないような重症例を数多く経験できます。
当科においては小児心臓手術やロボット心臓手術、移植へ向けた植込型補助人工心臓の治療等、分野における最先端の治療を学べます。若手にも開心術執刀の機会があり、教育機関として十分な環境です。
また自分は早期から社会人大学院制度で大学院に進学しており、興味のある人は十分な研究活動を行う環境も与えられます。
これから外科を志す⼈にメッセージを
内科治療の発展があると同時に、外科学も進化を続けています。
10年前の手術の常識はどんどん刷新され、低侵襲手術やロボット手術が当たり前の環境になってきています。
心臓血管領域では、新しいHybrid手術室とともに循環器内科医とハートチームで治療にあたる機会が増えています。
TAVIやMitraClip、Impellaなどの新しいデバイスを用いたHybrid治療が今後増えていくでしょう。
患者さんにとって外科医の技術が必要とされる舞台はまだ無限に広がっています。
ここは最先端の技術を学び、実際に執刀経験もできる環境です。皆様の入局を是非お待ちしています。