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東京医科歯科大学 老年病内科のホームページです。

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臨床研究について

研究について

当科では下記のような臨床に基づいた研究もおこなっております。

「肥満症患者における腸内細菌叢と漢方薬・その他の因子の関連の検討」


 肥満症の患者さんを対象に老年病内科外来および他協力施設で行っています。
 肥満症に適応のある漢方薬のひとつに「防風通聖散 ぼうふうつうしょうさん」があります。
 腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)はヒトの腸内に共生する細菌のことで、近年、腸内細菌叢が色々な疾患(炎症性腸疾患、大腸癌、生活習慣病、肥満症、アレルギー疾患など)とかかわっていることが分かってきました。薬の代謝にも関係しており、患者さんによって薬の効果に差があることの原因の一つとして腸内細菌叢が関わっている可能性があります。
 本研究では防風通聖散を内服開始する方を対象に、内服する前後で腸内細菌叢が変化するのか、効果の有無と腸内細菌叢に関連があるのか、等を検討しています。



「肥満症患者における腸内細菌叢と漢方薬・その他の因子の関連の検討」


・「老年症候群におけるアミノ酸分析」
・「老年症候群と腸内細菌叢の関連の検討」

 認知症、高齢者うつ、筋肉量低下(サルコペニア)、低栄養など加齢に伴って生じる症状を「老年症候群」といいます。老年症候群は要介護の原因となります。 血液中のアミノ酸分布が悪性腫瘍など様々疾患で特定のパターンを取ることが知られています。老年症候群でも特定のアミノ酸が低下している可能性があります。 腸内細菌叢は上述の通り、色々な疾患にかかわっており、老年症候群においても変化している可能性があります。
 本研究では新潟県見附市の協力のもと、同市の65歳以上のボランティアの方を対象健診を行い、老年症候群とアミノ酸、腸内細菌叢の関連を検討しています。


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