
VOICE
受講者・修了者の声
慶應義塾大学 外科系臨床腫瘍医養成コース(正規課程)
2024年度受講生
2024年度受講生
私は現在、慶應義塾大学大学院医学研究科でがんプロフェッショナル養成プログラムに所属し、がん患者さんに対する医療の提供と研究を進めております。私が「がんプロフェッショナル養成プログラム」を志望した理由は、がん患者さんに対する全人的な医療を提供できるような医療者になること、それを達成するチームを作る人材になりたかったからです。私は医師となり現在6年目となりますが、市中病院で研修していた際に多くのがん患者さんの臨床を経験し、外科的切除によって根治できる方や残念ながら病期が進行して亡くなる方もいました。その経験の中で、がんという疾患への学問的探究心と自分の専門分野だけでない知識と考え方の習得によって、より良い医療や知見を患者さんに提供できるようになりたいと思いました。
本コースの最大の特徴は基礎腫瘍学や緩和医療学といった、さまざまな分野の第一線で活躍されている先生の講義を聴講できるだけでなく、研究手法として重要な統計の講義・実習も充実し、研究のプロセスや実施方法に関しても学べる点です。また、現在は講義のみの参加となっていますが、今後は必須診療科(血液内科・緩和ケア・放射線治療)の実習も始まる予定であり、非常に楽しみにしています。加えて、現時点では未定ですが、がん診療のハイボリュームセンターである連携施設での研修も希望しており、慶應以外でも多くの経験を吸収しようと思っています。
本コース修了後は、次世代のがん医療を支える人材になれるよう努めていきます。